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2020/8/3 2:05

33回答

絵画の専門教育を受けた方に質問なのですが、「習って描ける絵ではない」とは、どういう絵でしょうか?

絵画の専門教育を受けた方に質問なのですが、「習って描ける絵ではない」とは、どういう絵でしょうか? ただし、絵画としての新しさを生むという点は除外して、既に誰かが美術史上で描いている20世紀までのスタイルの絵を描くとして、、の上記の質問です。 例えば、この人のような習っても描けない、という回答を美大などで専門教育をうけた方からお聞きしたいです。

美術、芸術 | 絵画48閲覧xmlns="http://www.w3.org/2000/svg">100

ベストアンサー

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質問の意図がいまいち理解出来ていないので正しい回答かどうかはわかりませんが・・・ 自分は専門的教育を受けましたし、逆に教える経験も結構あります。 絵に関していえば、他人から教わる事が出来るのはデッサンや基本的構図や基本的色彩計画、そして画材の使い方くらいしかありません。 いま現在の美術の世界では「自己表現」に一番重点が置かれています。 そうなったのはピカソ以降であって、つい最近とも言えます。 いくつかの公募展で審査員も長年やっていますが、審査基準の順位のかなり上には必ず「自己表現」という項目があります。つまり技術点よりも個性重視で判断される場合が多いという事です。 個性重視というと分かりづらいかもしれませんが、それは結局のところ「自己表現」されているかどうか?なわけで、単純にその作品を観て描いたひとが特定出来るかどうかなわけです。 その「特定」にももちろん今まで誰もやらなかった新しい技法や表現方法によって可能な場合があり、それは大抵は現代美術というジャンルにおさまるわけですが、そういうものでなくても「20世紀までのスタイルの絵を描くとして」でも可能なわけです。 なぜなら、地球に人類が70億人いるとして、そんなに大勢いても誰ひとりとして同じひとはいないわけですよね。いままで一卵性双生児の女友達がいた事があって、彼女たちは生まれてからずっと同じ環境で育って見た目も区別が付きませんが、それでも長く付き合えば違いはわかってきました。 そして絵の表現方法も70億どころか無数にあるわけです。 人間は縦線よりも横線をひくのが難しい身体の構造になっています。それは横線の方が稼働する部分が多いからであって、腕の長さや筋肉の付き方によっても個人差はあるので、無意識に横線をひくだけでも「個性」は出るはずです。 画材の選び方、紙の選び方、画面に向かう時の姿勢、そして無数に選択肢がある線のひき方や形の作り方や捉え方、色の選び方・・・それらは本来は70億人いれば70億とおり存在するわけです。 しかしそうならないのは、誰かに影響をされて、誰かの真似をしてしまう、誰かの世界観に憧れてそっちに引っ張られてしまう・・・等々、だいたい小学校に入学するくらいから他人の目を気にして、絵を描く時には無難な選択をしてしまうようになります。こんなの描いたら他人からどう思われるだろう?と意識する事によって、既存のキャラクタしか描けなくなってしまうひとが殆どです。 もちろん大抵のひとはプロになるわけではないので、それでも全然構いません。 しかしプロになるひとは、唯一無二の存在でなければ、それを死ぬまでの仕事とする事は難しいわけです。自分と同じものを描ける若いひとが出てくると、若いひとの方が当然ギャラが安いですから、仕事は若い人に取られてしまうわけですよね。 習って描ける絵はデッサン等なので、それくらいは入学前にマスターしておいてよ・・・というのが美大や藝大の受験なわけです。 そして美大や藝大に入れば、誰かから習うのではなく、自分で自分にしか描けないものを見つけなければならなくなります。 殆どのひとがそれが出来ないので、美大や藝大に入っても画家になれるひとが少ないわけです。 それなら美大や藝大は無駄なのでは?と思うかも知れませんが、他人と競ったり比べる事によって自分の「特性」や「特質」が見えてくる事はありますし、他の職業でも同じだと思いますが、他人と知り合う事によって刺激されるという事があって、美大や藝大はいい刺激の場でもあるわけです。 長くなったので結論を言えば・・・ 「習って描ける絵ではない」ものを描けないとプロにはなれないという事です。 ただしそれが万人に受け容れられるかどうかも大事な事ですが。

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ThanksImg質問者からのお礼コメント

プロの方から大変丁寧にご説明いただきありがとうございました。 自分の質問文章が読み返すと変でしたが、聞きたかったようなお話いただけました!

お礼日時:8/3 13:45

その他の回答(2件)

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習っても描けない絵は アール・ブリュットです。 ガチで枠にとらわれない絵なのが特徴です。 作家たちも自分の世界観を 徹底的に守り抜ける人ばかりで これを世間では 「知的障害」と呼んでいます。