そこに行きつけば、耐え凌いできてよかったと、プロ格闘家が思えるところだと思います。
聖地。
ドームやベガスは、別格なので。
キック(日本ではマイナー)ボクサーで西日本チャンピオンになったガルーダ・テツは、
「田舎に生まれて、ボクシングでやっていきますと、田舎を出ました。
でも、ボクシングで早々とケツを割りました。
それでもあきらめがつかないで、キックに転向しました。
メインを張れたら、いいなあ、と思っていたら、メイン、張れたんですよ。
西日本のチャンピオンにもなれました。
そして、後楽園ホールにも立てました。
その時はね、もう俺、ホールの試合では、死んでもいいと思いましたよ」
というように話していました。
それくらいの夢の場所だと思います。
大きなプロレス団体なら後楽園での興業は珍しくないでしょうが、小さなプロレス団体は、いつかは後楽園、と目指しているところも多いと思います。
スターダムの小川代表も、全日本女子を離れてからは、選手と一緒に、いつかは後楽園ホールを客で埋める、というのが目標でした。
歴史的に、格闘技の名試合が行われてきた、メッカと呼ばれる場所です。