自由主義国家と共産主義国家の違いは何か?
自由主義国家と共産主義国家の違いは何か? それはスーパーマーケットに行けば分かる。共産主義国家である北朝鮮のスーパーマーケットと、自由主義国家のスーパーマーケットを比較すれば、その違いは明らかだ。自由主義国家のスーパーマーケットの方が、商品の種類がはるかに多い。つまり、自由主義国家では多くの物から選べるという事だ。 これは他の事についても言える。例えば職業だ。自由主義国家の方が、共産主義国家よりも、多くの職業を経験できる。自由主義国家には共産主義国家には無い職業が沢山ある。例えば共産主義国家の北朝鮮では、私企業の経営者には成れない。 このように、共産主義国家と自由主義国家の違いは、自由主義国家の方が多くのものから選べるという事だ。 これは政治についても言える。自由主義国家の政治は多党制だ。自由主義国家では多くの政党から選べるが、共産主義国家では共産党しか選べない。日本には確かに多くの政党が有るが、現実には自民党の政治が続いているので、果たして多党制の国なのか疑われる。 教育についても同じ事だ。自由主義国家だと言うなら、教育についても多くの学習手段が用意されていなければならない。そして多様な学習手段を自ら選べなければならない。ちょうどスーパーマーケットに行って、沢山の種類の商品の中から、自ら商品を選べるように選ぶ事ができなければならない。 公立校に行くのも、私立校に行くのも自由で無ければならない。金持ちしか私立学校に行けないようではダメだ。例えば、アメリカには「教育バウチャー制度」が有り、貧乏人でも私立校に行く事ができる。学校に行きたくなけれ自分の家で学ぶ自由も有る。つまりホームスクールだ。 インターネットによる学習を望むなら、ほとんどの授業をインターネットでできるようにしなければならない。それが自由主義国家の教育だ。自由主義国家の教育とは、ちょうどスーパーマーケットに行って、沢山の種類の商品の中から、自ら商品を選べるように、学習方法を選ぶ事ができるという事だ。 しかし日本では、そうは成っていない。日本では、例えばアメリカのように自由に学校を選ぶ事ができない。ホームスクールの制度も無い。現在の日本では自由に教育を選ぶ事ができない。学習手段は非常に限られている。これでは共産主義国家の教育と大差ない。 日本が自由主義国家だと言うなら、少なくともアメリカのようなホームスクールの制度を認めるべきではないか?ホームスクールというのは「私企業」です。私企業を認めず、公営企業(公立学校)しか選べないなら、共産主義国家と変わらない。 私企業であるホームスクールを認めないのは憲法違反だ。なぜなら公立学校には行きたくないという者の学習する権利を奪っているからだ。これは憲法で認められた教育を受ける権利の侵害だ。「公立学校に行け」と言うのは「徴兵に応じよ」と言うのと変わらない。 自由主義国家では「徴兵拒否」が認められている。公立学校に行く選択肢しかないのでは徴兵制と変わらない。従って「徴兵拒否」が認められるなら「登校拒否」も認められるべきだ。登校拒否を認めないから学生の自殺が絶えない。これは徴兵を拒否して自殺するのと同じだ。 ドイツでは徴兵を拒否した者には徴兵に代わる代替手段が用意されている。同様に登校を拒否した者には学校での教育に代わる代替手段が用意されるべきだ。教育を受けるには学校に行くしか無い日本の教育制度は戦前の軍国主義教育と変わらない。日本では戦後も軍国主義教育が続いている。 戦前の教育は右翼、戦後の教育は左翼と言われているが、教育については戦前の右翼も戦後の左翼も、登校の選択肢しか認めない点でやってる事は同じだ。ヒトラーのナチス党の正式名称は「国家社会主義ドイツ労働者党」であり、左翼の政党だ。だから左翼の教育者と右翼の教育者はやることが同じなんですね?
1人が共感しています