(´・ω・｀)????? ワンタイムパスワードというのは、その名の通り「one-time ＝ 一度だけ」有効なパスワードのこと。 別の言い方をすると、一度使うとそのパスワードは無効化される。 で、そんな「one-time」なパスワードを、例えばジャパンネット銀行なら↓みたいなカード型トークンで発行する。 https://www.japannetbank.co.jp/common/images/aboutotp_img002.png このパスワードは、「カード所有者にしか発行できない＆一定時間で無効になる＆同じパスワードは使えなくなる」のだから、どんなスーパーコンピュータでも（量子コンピュータであっても）、破るのは難しいって事は理解できる？ なので、格子暗号ってのは、こういう話とは全く別の話なわけ。 今の 暗号化 ⇔ 復号 できる仕組みには、例えば「RSA暗号」と呼ばれるものが使われたりする。 RSA暗号の場合、「桁数が大きい合成数ほど素因数分解は難しくなる」という考え方の元で暗号化してるので、その桁数を1024, 2048, 4096と大きくすればするほど、その強度も高くなる。 とりあえず4096桁ぐらいにしとけば、これから先どんなにコンピュータの処理速度が上がろうと、まぁしばらくは大丈夫だろうと。 ところが量子コンピュータ（今までのコンピュータとは根本的な仕組みから違う）を使うと、理論上（現時点ではあくまでも理論上の話）はかなり短い時間で素因数分解できちゃう「かも」しれないと。 こりゃマズイ事になるかも！？って事で、世界中のとても頭の良い人たち（主には数学者）が「耐量子暗号」を考えた。（というか今も考え中） その内の1つが「格子暗号」になる。