ベストアンサー
ピアノが正しく調律されている前提でお話します。 主に3つのケースが考えられます。 A:その曲全体がピアノとズレている(再生機器の事情によるもの) B:その曲全体がピアノとズレている(意図的な調律によるもの) B:曲の中の一部の音だけがズレている Aは、古い音源によくあるケースです。再生時にレコードの回転やテープ速度の誤差のために標準ピッチからズレているというものです。四分音(半音の半分)ぐらいズレているというのは珍しいことではなく、ひどいものは半音やそれ以上ズレているものもあります。 その音源からデジタル録音したものでも正しいピッチに校正すればいいのですが、ズレたまま出回っているものもあります。 Bは何らかの理由があって故意にA=440Hz以外で調律された場合です。 古い楽器で演奏する場合は、その楽器が作られた時代のピッチで調律したり、楽器のコンディションに合わせて標準ピッチより低く調律することもあったりします。また、民俗音楽の場合は、独自の標準ピッチがあったりもします。 現代の音楽制作においても、わざと標準ピッチから外して独特の調性格感を表現するケースがあったりします。 Cは十二平均律以外の音を意図的に使った場合です。 アラブの音階であれば四分音(半音の半分の音程)は頻出しますし、フレットレスの弦楽器やサックスなど吹き方でピッチを微調整しやすい楽器などで意図的に平均律の音階から大きくズレた音を出す場合もあります。 電子音で音楽を作る場合はもっと自由ですから、十二平均律や純正律にない高さの音(微分音階や積分音階)を積極的に使うこともあります。 いずれの場合も、十二平均律か純正律かというのは大きな問題ではなく、仮に純正律だとしても、幹音から四分音もズレるというのは考えづらい話です。 その音楽を聴かせていただくことができれば、もっと適切な回答ができるのですが、とりあえずは一般論として回答しておきます。
質問者からのお礼コメント
恐らくAでした。その他にもいろいろな事を教えてくれてありがとうございます!
お礼日時:2020/11/30 14:34