回答(3件)
この質問と同じ方ですか? https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12234594627 でしたら手間が省けるのですけど。工業用ではなく医療用CTを元に回答します。 だいぶ誤解があるようです。現代のX線CTは平行ビームを使いません。X線管を要(かなめ)とした扇形ビーム(ファンビーム)が使われるようになり,さらに現在では体軸方向にもデータ収集が可能になるように扇に厚みを持たせた四角錐ビーム(コーンビーム)を用いています。このファンビーム,コーンビームを数学的に平行ビームに変換して画像を再構成します。 データ収集も1度照射して少し回してまた照射して…というのは平行ビーム同様ごく初期の装置です。ファンビームを連続回転させるデータ収集から,連続回転させながら寝台(カウチ)を移動させて結果的にらせん状に断面を収集するヘリカル(スパイラル)スキャン,さらにコーンビームでのボリュームスキャン(体積スキャン)へと進化したのです。 連続的に(と言ってもデジタルデータなのである程度の時間間隔で)収集されたデータは任意の位置から画像再構成に使うことができます。1回転あたりの投影像の数に換算したなら軽く1000を超えるでしょう。つまり0.2度は下回ります。 データ収集時間も大変な進化を遂げています。キヤノンのCTを例に取るとX線管1回転にかかる時間が最速0.275秒,1回転で収集できる体軸方向(頭 - 足の方向)のデータは320列です。心臓が動いているにもかかわらず身体の半分くらいをブレなく撮像できてしまうのです。 https://jp.medical.canon/general/CT_construction ちなみにキヤノンメディカルシステムズは昔は東芝メディカルシステムズで,キヤノンが2016年に全株式を取得して子会社としました。名称変更は2018年です。 なお,ここに国立科学博物館の「医療用X線CT技術の系統化調査報告」というPDF文書があり,CTの進化の歴史が書かれています。 http://sts.kahaku.go.jp/diversity/document/system/pdf/045.pdf 報告書が作られたのが2008年なので「東芝」の名称が多数出てきます。
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何度刻みで回すかは装置や設定、操作者の判断によります。 また、180度回すとも限りません。最低20度くらいで十分なことさえあります。 最低で何度刻みにしたら十分かは意味不明です。 普通刻む角度は小さければ小さいほどよく、装置の性能やかけられる時間などによって妥協するものです。 つまり、「最低で」ではなく「最大で」何度刻みにすればよいかというのが普通だと思いますが、それだとしてもケースバイケースです。
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ID非公開さん
質問者
2020/11/20 3:02