だんだんデタラメな回答が増えてますが…。
結果的に「月に人を送れなかった」のです。
ソ連での月に人を送る計画は2系統(L1とL3)用意されて平行して進められていたものの、プロトンロケットを使うL1計画は上層部のゴタゴタなどで途中で中止。有望格とされたN-1ロケットを使うL3計画も4回連続打ち上げテストを失敗して中止となりました。その隙にアポロが月着陸に成功し、月に人を送る計画を進めていたこと自体が隠蔽されました。
ソ連のロケットの多くは、クラスター型といって、中距離ミサイルに使われるエンジン(製造が容易・量産するので安価で性能も安定している)を束にした構造をしているのですが、N-1ロケットは膨大な数のエンジンが並ぶことになり、制御が極めて難しいものとなっていました。
アメリカのサターンVロケットは、当初から月に人を送るために設計されていて、設計製造が極めて難しい(が、制御が容易な)大型のエンジンを5基使うというものです。なお、プロトンロケットは、サターンVに近い構造です。