『こもりびと』を観ました。 事実をもとにしたドラマということですが、巧みな演出と役者の熱演が相まって見ごたえがありました。
『こもりびと』を観ました。 事実をもとにしたドラマということですが、巧みな演出と役者の熱演が相まって見ごたえがありました。 ただ、1つ気になったのは「余命半年」と言われた父親がなぜその旨をすぐ次男に話さなかったのかということ。 父親と息子のパイプ役になっていた姪の口から伝えても良かった。 余命いくばくもない父親はなぜそのことを伏せて引きこもりの息子と最期の闘いに臨んだのか。。 あなたはどう思われますか? それと…長男は美咲の父親ですが、いくら仲たがいしていても親子の関係があまりに希薄で驚きました。 父親と次男の確執を注視していたので、ふとした折りに「美咲は一夫を『おじいちゃん』と呼んでるけど彼女は誰の子?」って思わず自問したくらいです(笑)。 あなたは如何でしたか?
「面白かった!」と言ったら語弊があるでしょうが、登場人物のキャラが明確でブレがなく、最後まで感情移入してドラマの世界に浸れました。 そして考えさせられました。 このドラマがサイレントボイスを掬い上げて現代社会の闇に一石を投じる希望の灯になればいい…作り手の力強いメッセージを感じました。 だからこそ個人的にはあの結末が残念でした。 父親が生きている間に次男が立ち直る姿を見せてあげたかった。 髪を切り髭を剃ってこざっぱりした彼の姿を見せてあげたかったと思います。 断末魔で美咲が雅夫に一夫の末期ガンを告げた時の彼の表情が印象的でした。 そして改めて引きこもりの息子に最後まで自らの死期を知らせなかった父親の気持ちを考えました。 余命半年を伝えて精神的に追い込むことを避けたかったのか。 余命半年を引きこもり解決の道具にするようなやり方は教育者としてのプライドが許さなかったのか。 一夫の性格とキャリアを鑑みれば、病気を理由にせず最期まで息子と対峙し続けた姿は彼らしいと言えるかもしれません。 それでも余命半年が彼を慣れないSNSのやりとりに駆り立て、一瞬でも心が通い合ったことは僥倖でした。
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ベストアンサー
なぜ自分が癌でもうすぐ死ぬと言うことを 言わなかったから…。 言った方が 引きこもりしてる場合じゃないと 仕事を探したりするきっかけになりそうですよね。 考えてみましたけど お父さんは自分の重い病気を知らせて それをネタに引きこもりをやめさせるって 脅しのように 卑怯に思ったのかな、と思います。 あくまで頼れる存在の父や住む家がある いまの状態で自発的に自分から アクションを起こしてほしいと望んだのか と思います。 姪も言わなかったのは そんな祖父の思いを 理解していたからかなとも思うし 彼女にはまだ祖父の死を 現実的には思ってなかったのかもしれない。 抗がん剤を使いそのうちの手術もできる そんなふうに若さゆえ 軽めに思っていたようにも思います。 それに 父親の重病を知り引きこもりの人が 変わるというストーリーだと 今現実に家族が引きこもり困っている人たちが このドラマを見た時 共感しにくいようにも思います。
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質問者からのお礼コメント
4名様に感謝♪ どの回答も読みごたえがあり参考になりました。 最近の機能変更で印象が悪化した知恵袋の良いところに触れた気がします(笑)。 雅夫はこれからどうなるのでしょうね。 ドラマは視聴者の想像に委ねる形で終わりましたが、私はこれで良かったと思います。 どうなるか想像することで問題を更に深く掘り下げて考えます。 これこそが引きこもりの実態を伝えて啓発を促すドラマ制作者の意図でしょうから。
お礼日時:2020/11/25 17:43