『こもりびと』を観ました。 事実をもとにしたドラマということですが、巧みな演出と役者の熱演が相まって見ごたえがありました。

補足

「面白かった!」と言ったら語弊があるでしょうが、登場人物のキャラが明確でブレがなく、最後まで感情移入してドラマの世界に浸れました。 そして考えさせられました。 このドラマがサイレントボイスを掬い上げて現代社会の闇に一石を投じる希望の灯になればいい…作り手の力強いメッセージを感じました。 だからこそ個人的にはあの結末が残念でした。 父親が生きている間に次男が立ち直る姿を見せてあげたかった。 髪を切り髭を剃ってこざっぱりした彼の姿を見せてあげたかったと思います。 断末魔で美咲が雅夫に一夫の末期ガンを告げた時の彼の表情が印象的でした。 そして改めて引きこもりの息子に最後まで自らの死期を知らせなかった父親の気持ちを考えました。 余命半年を伝えて精神的に追い込むことを避けたかったのか。 余命半年を引きこもり解決の道具にするようなやり方は教育者としてのプライドが許さなかったのか。 一夫の性格とキャリアを鑑みれば、病気を理由にせず最期まで息子と対峙し続けた姿は彼らしいと言えるかもしれません。 それでも余命半年が彼を慣れないSNSのやりとりに駆り立て、一瞬でも心が通い合ったことは僥倖でした。

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ThanksImg質問者からのお礼コメント

4名様に感謝♪ どの回答も読みごたえがあり参考になりました。 最近の機能変更で印象が悪化した知恵袋の良いところに触れた気がします(笑)。 雅夫はこれからどうなるのでしょうね。 ドラマは視聴者の想像に委ねる形で終わりましたが、私はこれで良かったと思います。 どうなるか想像することで問題を更に深く掘り下げて考えます。 これこそが引きこもりの実態を伝えて啓発を促すドラマ制作者の意図でしょうから。

お礼日時:2020/11/25 17:43

その他の回答(3件)

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NHKプラスで観ました。 癌であることは終盤で姪っ子が発してましたよ。次男が飛び込むんじゃないかとお父さんと姪っ子とで陸橋まで追いかけて。 (イヤホンで聞いてるので内容は確実です) 想像ですけど、余命半年だからと次男を焦らせない為ではないでしょうか。でも、Twitterで本人の気持ちを知りながらお父さんの気持ちが歩み寄っていく様子を伺え、とても参考になるドラマでしたね。 あの、経験者と対話出来たのは良かったかも。 姪っ子さんが就活の苦しさを発言出来たのも次男の気持ちに近づけて良かったですよね。 よく、中毒患者等の方々が集まる自助グループでも同様な人達で意見交換していく中でご本人達の助けになったり学べることもありますから。 お父さんは教師をなさってましたよね。教師の子だからと息子さん2人は辛かっただろうと思います。 特に昭和の頃の学校教育は先生からの体罰や罰則は今のような悪とは受け取られておらず、先生様々がおっしゃることだからと親御さんは従う時代でした。 あのお父さんが体罰までは行動していないだろうと思いますけど、時代的に厳しくしていけば良い教育が出来ると信じられていた時代なので、多分、ご家庭でも厳しいお父さんをなさっていたのではないでしょうか。今の平成・令和での子育て家庭はお父さんもあたたかい人が多くなってきてると思いますけど、ちょうど昭和に子供時代や思春期を過ごした者としては昭和以前と平成以降の子育てや家庭は大きく変化したと思います。 親子関係が希薄に感じるのもその辺りではないでしょうかね。 (昭和の頃は背を見て学ぶ時代でしたから)

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「ひきこもり」の人々は100万人超といってましたが、 もっと多い印象があります。最近は、40歳以上の中高年が 数のうえでは上回っているそうですね。 「5080」問題や「4070」問題を思い起こさせました。 ドラマ『こもりびと』を興味深く観ました。 「余命半年」と宣告された父親が、なぜその旨をすぐ次男に 話さなかったのか? 一つには、日ごろ会話もなくて、10年もひきこもりの次男からは 完全に嫌われていると父親は考えており、自分の身を次男に委ねる ことは無理だと諦めていたこと。つまり信頼関係がないこと。 もう一つは、さんざん自分は息子に嫌われているのに、 自分の死を前にしても、次男の重荷にさせたくないこと。 父親として、息子と語り合うのに、余命半年を口実にしようと 思わなかったのは、なんとなく理解できます。 次男はツイッターでのやりとりで、相手の正体が父親だとにらみ、 ジサツすると見せかけて父親を陸橋に呼び寄せました。 次男としては、「父親との闘い」のつもりだったかも知れません。 でも「対決」の最中に父親は吐血して倒れ、がんであることを知り、 その深夜に父親は亡くなります。 もしかすると次男は陸橋に父親を呼び込んだ時に、ひきこもりから 脱出するための「きっかけ」を掴んだのかも知れません。 長男は美咲の父親ですが、おそらく海外出張が多い人らしくて、 父親の葬儀にも来てなかったので、かなり多忙なのでしょうね。 ドラマなので「美咲ちゃん」という可愛い孫が付き添って、 暗さが薄らいでいましたが、ホントならそんな可愛い存在などなくて、 もっと遥かに深刻で、シリアスで暗くて泥臭いのが実態でしょう。 今回のドラマは、正直なところ安易な結び方だったと思います。

補足について 「父親が生きている間に次男が立ち直る姿を 見せてあげたかった」のは同感だし、 父親はおそらく家事全般を10年も一人でこなしながら、 次男の世話をしてきたと思うので、 父親に深く同情したくもなります。 でも、父親が元教育者として既成概念を次男に推しつけ、 頭ごなしに叱ってきたことは、ひきこもり息子にとって マイナスでしかなかったはずです。 最後まで自らの死期を知らせなかった父親の気持ちは、 プライドというよりも、親子としての信頼関係を 築けなかった父親が、自身に罰則を科したと思います。 そうでなくても人生が「足かせ」になっている次男にとって、 死期を迎えた父が重荷になり、親子無理心中にも なりかねません。 息子に自分の人生を歩ませることこそ父親の願いです。 父親の葬儀で喪主をかってでたことで、次男は自力で歩ける 可能性を見せてくれましたね。

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>>余命いくばくもない父親はなぜそのことを伏せて引きこもりの息子と最期の闘いに臨んだのか。。 ドラマの中の、父親の台詞そのままでしょう。 「死ねない」 つまり父親自身も、自分の死というものを受け入れられていなかったということです。なんとかして生き延びて、息子を支え続けていくつもりだったのでしょう。 >>それと…長男は美咲の父親ですが、いくら仲たがいしていても親子の関係があまりに希薄で驚きました。 長男は父親に育てられ、そして期待に応えながら順調に人生を歩んできている人物です。おそらく、父親に近い人生観、人間観を持っていたと思われます。 主人公とその父親の間に生じていた軋轢に似たものが、長男とその娘の間にも生じていたのではないでしょうか。同級生の内定が次々に決まっている中で、一人だけ何時までも就職の決まらない娘に、残酷な言葉を発していたのかもしれません。 実際、あの子は、相当に追い詰められていましたよね。もし引き籠りだった主人公に出会っていなければ、どこかの時点であの娘が引き籠りになっていた可能性もあったような気がします。 根岸季衣演じる娘の母親は、とうとう自立できぬまま父を先立たせてしまった主人公のことを気遣うことはあっても責めることはしませんでした。やはりどこかで、娘とあの主人公を同一視するようなことがあったのかもしれません。

回答ありがとうございます。 私は、強気な発言とは裏腹に父親が余命半年を受け入れ、残された時間が少ないことを承知のうえで息子にそのことを告げず、父親として最後の大仕事を成し遂げるために最善を尽くす覚悟で臨んだと思いました。 その努力は道半ばで頓挫しましたが、海外出張の兄に代わって喪主を務め、締めの挨拶までこなした次男の雄姿をどこかで見ていたかもしれません。 しかし自分から「喪主をやる!」と言っておきながら当日はギリギリまで自室の布団にくるまっていた雅夫だけにこれからどうなるやら。。 美咲は引きこもりの叔父を反面教師と捉え、何がなんでも就職する!の気概が奏功したのかなんとかIT企業に引っ掛かり、叔父は姪っ子の存在がある意味で生きる糧になってなんとか部屋から抜け出せました。 ドラマとしてのエンタメ性もきちんと意識した作品でしたね。