グローバルIPアドレスは、インターネットにホストを接続してTCP/IPで通信する際に必須のアドレスです。グローバルIPアドレスはインターネット上での重複は許されません。
IPアドレスは「IPアドレスポリシー」と呼ばれる管理方針に基づき、 世界的に管理が行われています。 IPアドレスの管理を委任されている組織は「インターネットレジストリ」と呼ばれ、 IANA(Internet Assigned Numbers Authority) を頂点した階層構造を基に管理を行っています。
日本では、JPNICがその階層での組織となっています。
実際ですが、ユーザはISPとの接続がインターネット接続での方法となっています。インターネットに接続したいと回線を引き込み、インターネットプロバイダからルータにIPアドレスが割当りますが、通常それが直接インターネットと接続できるグローバルIPアドレスとなります。
ただ、最近は日本でのIPv4アドレスの配布範囲が枯渇したこともあり、各ユーザに割り当てられるIPアドレスがプライベートIPアドレスでISPでキャリアグレードNATとなっていたり、v6プラスなどのIPv4 over IPv6での接続の場合は、グローバルIPアドレスの共有などが行われています。
IPアドレスの中には、最初から共有利用を想定したシェアードアドレス(RFC6598)も決められており、プライベートアドレスではなく、シェアードアドレスをユーザに配布してそこからキャリアグレードNATでインターネットに接続にしているという事例もあります。(SoftbankAir)