「白鳥は かなしからずや 空の青 海のあをにも 染まずただよふ」 ㅤ 染まらないことは悲しいことなのですか? 教えて下さい
「白鳥は かなしからずや 空の青 海のあをにも 染まずただよふ」 ㅤ 染まらないことは悲しいことなのですか? 教えて下さい
哲学、倫理 | シニアライフ、シルバーライフ・66閲覧・100
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ベストアンサー
この歌は、個人の私的立場の感慨を詠んでいるものではありません。また大空や大海は、俗意識を離れた騒がしい変動から変わることのない真実を象徴するものですが、ここでは「染まず」とあるので、逆に広大な世俗社会を指しています。 また「かなしからずや」は反語としてまとめているもので、「悲しいだろうが、けしてそうではない」という意趣です。 全体の意趣は…「白鳥は、広大で人間や個人が存在する社会の真意や真実には染まることなく、泰然、悠然と漂うように飛んでいるが、そうした意識でいるものは決して悲しいわけではない」という奥意と受け取れます。
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質問者からのお礼コメント
丁寧な解説までありがとうございました 皆さんありがとうございます 解決が遅くなってごめんなさい
お礼日時:2/10 1:00