麻酔科研修中の前期研修医です。
麻酔科研修中の前期研修医です。 末梢ルート確保されている上で、薬によるアナフィラキシーが生じた場合、アドレナリン筋注が選択されるのでしょうか。血中濃度を迅速に上げる意味では静注がよいと思うのですが、どちらが正しいでしょうか。
ベストアンサー
状況によりますね。気道確保がされていない状況で、気道浮腫による呼吸困難の解除を目的とするのであれば、アドレナリン筋注がファーストです。静注も可能ですが1mgそのままいったら血圧が異常に上がるので希釈したり緩徐に入れたり手間がかかります。気道管理したり輸液つないだり他にしたいこともあるだろうから、そういった意味でも筋注がオススメです。 一方、挿管された手術患者の場合はアドレナリンを使う必要ははっきりいってありません。アナフィラキシーショックの対応の第一は大量輸液ですし、麻酔中なら血管を絞める薬は他にも色々使いやすいものがあるはずです。アドレナリンの気道浮腫改善作用も今すぐ抜管したいのでなければ当面はいらないはずですから、どうしても使いたいならボスミンを希釈して0.05γくらいから持続開始するのが良いでしょう。 いい質問だと思うので、直接の上級医にもきいてみてはいかがでしょうか。
質問者からのお礼コメント
ありがとうございます。
お礼日時:1/24 21:51