まず考え方を変えていただきたいのですが、必ずしも職種や業種として自分がやりたい仕事に就かなければならないというわけではないという事です。
就活をする際にはある程度業種を絞ることになるとはいえ、その絞り込みさえも実はやりたい仕事という視点で決めなければならないわけではないのです。
どういうことかと言えば、多くの人にとって働くことは「手段」でしかありません。
生きていくためだったり、趣味を楽しんだり、場合によっては家庭を築いて子供を育てたりするためのお金を稼ぐ手段です。
すなわち、生きる「目的」は必ずしも仕事によって満たされる必要はないわけです。
そして目的というのは、その人それぞれが何に対して幸福を感じるかによって変わります。
毎年海外旅行がしたい人もいれば、映画を見るのが好きな人もいれば、幸せな家庭を築くのが夢である人もいるでしょう。
そういう目的を考えた時に、じゃあどういう働き方が出来ればそれは実現できるのかと考えるのです。
すると、例えば「バリバリ働いて残業しまくりでもいいから沢山給料が欲しい」という人もいれば「給料が低くても毎日定時で帰って趣味の時間を取りたい」という人もいるでしょう。
これは一例ではありますが、仕事によって働き方というのは変わってくるわけで、働き方を基準として仕事を選んでも別に何ら問題は無いわけです。
勿論、そうは言ってもやりたくない仕事よりはやりたい仕事の方が良いでしょうが、仕事が人生の全てではないし、仕事を介して幸せにならなければならないわけでもありません。
ですからもっと気楽に考えてよいと思います。その代わり、これからの大学生活で「自分はどういう生き方がしたいのか」は考えてみましょう。