伝統芸能(落語講談師)では、真打は、数年経つと、弟子を取りますが、年が師匠より年下でなくてはならない。
伝統芸能(落語講談師)では、真打は、数年経つと、弟子を取りますが、年が師匠より年下でなくてはならない。 と言う規則なり慣習があるのでしょうか? また過去現在に例が有れば教えて頂きたく思います。
落語、寄席・44閲覧
ベストアンサー
いえ、左様なものはありませんな。理論上、年下であろうと年上の弟子を取ることは可能です。 例を挙げると、柳家花緑師の門下で台所おさん師。この方は、1970年のお生まれですが、師である花緑師は71年の御出生であります。つまり、弟子であるおさん師の方が一歳歳上ということですね。 もっとも、これは花緑師の入門年齢が十六歳と異常に早く、且つまたおさん師の入門が三十一歳と遅かったためにできたことであり、現在入門から真打昇進までの期間は普通13〜14年ほどかかり、さらに現在は協会の方もやかましくなっているため、入門の上限年齢を、落語協会は三十歳以下、落語芸術協会は三十五歳以下と定めており、故によほどのことがないと…つまり中学卒業とともに落語家の門を叩き認められ、真面目に修行に励んだ結果抜擢で7〜9年ぐらいで真打昇進、人気が爆発し、昇進後すぐに入門者が殺到、その中に制限ギリギリの志願者が…と、これくらいの偶然が重ならない限り、現在師匠より年上の弟子を拵えることはできませんな。 そういうわけで、年上の弟子、というのは、理論上は可能なのですが、今それをやろうとすると、色々と弊害がある、というのが現実です。
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質問者からのお礼コメント
有難うございます。 やはり年上が弟子ではやりにくいでしょうね。
お礼日時:1/27 10:35