「炭酸ガスは、空気中の二酸化炭素としてはごくわずかしか含まれていないため、一般的には空気分離で製造することはありません。工業的には、石油化学プラントや製鉄所から発生する低純度の粗炭酸ガス（副生ガス）を精製した高純度の炭酸ガスが、液化炭酸ガス・ドライアイス製品となります。」 エア・ウォーター株式会社 ホームページより なので、ドライアイスを製造する＝（副生物とは言え）新たに二酸化炭素を排出する事になります。 また、海水温を低下させるだけのドライアイスはどれだけ必要になるか考えていますか？ 地球全体で海水は14億km3あると言われています。 ザクッと計算しても、海水温1℃下げるのに、10兆トンものドライアイスが必要になります。 ちなみに、年間の二酸化炭素は移出量は100億トン前後と言われています。 100年分の二酸化炭素排出量を新たに使って、やっと1℃低下させることが出来る程度です。 あと、基本的にエネルギーは保存されるので、海水温を下げると言う事は、その分の熱量を大気中や何かに移す必要があります。 宇宙空間に放射してしまうのが一番確実なんですが、それが温室効果ガスで遮られてしまっているのが、温暖化とされています。