ピストンの構造についてです。

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ありがとうございます! 「コンロッドにもピストンボス部にも固定されないで自由に回転できる」と記されていたのですが、自由に回転できることによるメリットなどはあるのでしょうか?

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ピストンピンをスナップリングリング(クリップ)で固定しているフルフローティングのメリットはフリクションと騒音です。 フルフローはピストンピンとコンロッドの冷間クリアランスは1/100mm程度、ピストンとピストンピンのクリアランスは0に近くなっています。 これが温間になると、フルフローのコンロッドとピンのクリアランスは同じ素材で膨張率も同じ、ピストンとピンはピストンの方が膨張率が大きく1/100mm程のクリアランスとなり、どちらに対しても浮いている=フローティング状態なるためフルフローと言われます。 それに対してコンロッドに圧入するセミフローは、コンロッドとピストンピンの冷間クリアランスはマイナスの締まり嵌め、ピストンとピストンは1/100mm程度です。 温間になるとピストンピンとコンロッドの膨張率は同じでクリアランスは変わらず締まり嵌め状態、ピストンピンとピンは逆にクリアランスが広がります。 フルフローは適正なクリアランスになるのに対して、セミフローは広がってしまいます。 その結果セミフローは、フルフローに比べるとフリクションが大きくピストンの打音も大きくなります。 セミフローとフルフローのもうひとつの差はコストです。 フルフローはピストンにクリップの溝を切る必要があります。 また組付けはピストンを加熱する行程が必要ですし、クリップを組付ける行程も必要です。 セミフローはピストンピンの穴に溝は不要となりますし、組付けも常温でプレスするのみです。 コストを優先する場合はかなり有利となります。