ベストアンサー
つまりミックスボイスを習得したいということですね。 ヘッドボイスを綺麗に出すことはミックス習得においてめちゃくちゃ重要です。 何故かというと、ヘッドボイスは地声の要素を極力排除した裏声であり、裏声で声門の横締め(地声要素)が無意識に介入してしまうのを一旦完全排除する純化において必須だからです。 ピュアファルセットという裏声はもっと重要です。 また、ミックスにおいて裏声の筋肉である輪状甲状筋の神経および筋力を鍛えることは最重要であり、特に筋力を鍛える上で、裏声の超高音域に上がるために綺麗なヘッドボイスは必須です。 喉付近の筋肉の中で、声質に大きく関わる筋肉は2グループあります。 内喉頭筋と外喉頭筋です。 それらの中でも主要なものをピックアップした図解を載せます。 図解:内喉頭筋 https://mixedvoice-mastering.com/wp-content/uploads/2019/06/3g1-larynx_R-6.jpg ※声帯筋は内側甲状披裂筋の内隣部分です。 図解:外喉頭筋 https://mvsvoice.com/wp-content/uploads/2020/06/%E5%96%89%E9%A0%AD%E6%87%B8%E5%9E%82%E6%A9%9F%E6%A7%8B-768x432.jpg これらの筋肉の役割や声質に与える影響をすべて書きたいくらいですが、歌の上手さにおいて、優先的に神経や筋力を鍛えるべき筋肉のみを挙げます。 【輪状甲状筋】 声帯を伸張させる。 裏声のメイン。 【声帯筋】 内側甲状披裂筋の声帯靭帯に接する部分。 声門中央を強く閉ざす。 主にミックスボイスで高音部を楽に発声するために重要。 【甲状舌骨筋】 喉仏を引き上げる。 反射で内側甲状披裂筋(地声らしさを作る)をより強く収縮させ、声にパワーを与える。 誰しもが強力。 ミックスされてない人は地声高音域で過剰に働いてしまい、内側甲状披裂筋の強力な圧力と、そこに声帯筋の収縮が合わされば簡単に声が嗄れる(声帯靭帯が炎症を起こす)。 【胸骨甲状筋】 喉仏を引き下げる。 声に深さを与える。 甲状舌骨筋が過剰に働いて過緊張を起こしてしまうのを抑制する。 【茎突咽頭筋・口蓋喉頭筋】 軟口蓋を引き上げて、咽頭スペースを広げ、声の響きを豊かにする。 声に柔らかさ、まろやかさを与える。 純粋なヘッドボイスで強く働く。 【輪状咽頭筋】 輪状軟骨の支点を固定し、輪状甲状筋の働きに無駄を無くす。 声に厚さ、まろやかさを与える。 ※内側(ナイソク)、外側(ガイソク)
1人がナイス!しています
ID非公開
ID非公開さん
質問者
2021/1/23 2:42