新潟神戸歪み集中帯について質問させていただきます。金沢はこれに含まれているのでしょうか?
新潟神戸歪み集中帯について質問させていただきます。金沢はこれに含まれているのでしょうか? 大まかな地図しかなくて、地名などは出ていないので、わかりません。ただ、地図の感じから言うとかなり微妙かも!金沢は森本富樫断層があるので両方が重なるとヤバいですよね。詳しい説明をお待ちしています。どうぞよろしくお願い致します。
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ベストアンサー
・「新潟-神戸ひずみ集中帯」に「金沢」は外れているのではないでしょうか。 「金沢市」の山間部は「新潟-神戸ひずみ集中帯」の北端にかかっているようですが。 「地震調査研究の最前線(第1回) 内陸地震の発生が相次いだひずみ集中帯の地震像を解明 (独立行政法人 防災科学技術研究所地震研究部)<https://www.jishin.go.jp/resource/column/2008_0805_02/> 内に、 「図1 ひずみ集中帯周辺で発生した大地震と活断層の分布」に 「新潟-神戸ひずみ集中帯」(白楕円)と「日本海東縁部ひずみ集中帯」(黄色楕円)の範囲が出ています。 ・「金沢」周辺では 『金沢市から加賀市付近で発生した地震 歴史の資料で知られている主な被害地震は、金 沢市から加賀市付近にかけての地域や能登半島、 さらにはそれら地域の日本海沖合で発生してきました。 例えば、金沢市付近では、1799年のM6.0 の地震(金沢地震とも呼ばれます)で、現在の金沢 市を中心に死者や家屋倒壊などの被害が生じまし た。また、この時に地盤の液状化現象が多数発生 したらしく、その痕跡も見つかっています。 森本・ 富樫断層帯のうち、森本断層(卯辰山の西から北北 東へのびる活断層)の南西端付近において被害が著 しかったことが知られていますが、この断層の活 動と関係があるかどうかは分かっていません。 小 松市周辺では、1725年の地震(M6)や1815年の地震(M6)により、小松城の石垣などに被害が生じまし た。明治以降では、1930年に、加賀市大聖寺付近 でM6.3の地震が発生し、震源域付近で被害が生じ ました。さらに、1952年にその沖合で、大聖寺沖 地震(M6.5)が発生し、県下全体で死者7名や家屋半 壊などの被害が生じました。』 参考:「1-1.主要活断層帯の長期評価の概要(算定基準日 令和3年(2021年)1月1日)」では、 『森本・富樫断層帯:(M)7.2程度:(我が国の主な活断層における相対的評価)S*ランク:地震発生確率:30年以内:2%~8%・50年以内:3%~10%・100年以内:7%~30%・・ 注3: 活断層における今後30年以内の地震発生確率が 3%以上を「Sランク」、 0.1~3%未満を「Aランク」、 0.1%未満を「Zランク」、 不明(すぐに地震が 起きることが否定できない)を「Xランク」 と表記している。地震後経過率(注2)が0.7以上である活断層については、ランクに「*」を付記してい る。』 質問: 【新潟神戸歪み集中帯について質問させていただきます。金沢はこれに含まれているのでしょうか? 大まかな地図しかなくて、地名などは出ていないので、わかりません。ただ、地図の感じから言うとかなり微妙かも!金沢は森本富樫断層があるので両方が重なるとヤバいですよね。詳しい説明をお待ちしています。どうぞよろしくお願い致します。】 (hnv********さん→)
大変詳しいご回答を本当にありがとうございましす!はい、金沢市の山間部はこの歪み帯にかかっていると思います。金沢地震の事は多少知ってはいましたが、最近は地震が滅多に無いため、金沢市のマンションなどは全くと言って良いほど免震構造の物件がありません。また、川が多い事から液状化の可能性も場所によってはあると思います。また、森本富樫断層の事まで詳しく教えていただき大変ありがとうございます!Sランクというのは国内では発生確率が高いランクですよね!実は現在は東京都の最も軟弱地盤である東部に住んでいます。金沢市に転居の予定で物件を探しています。こ指摘していただいた森本富樫断層の南西端を避けて探したいと思います。液状化の事も視野に入れたいと思います。本当に助かりました!ありがとうございました。
質問者からのお礼コメント
大変詳しい情報を本当にありがとうございました!いただいたurlに狙っている物件の住所を片っ端から当てはめているところです。今のところセーフです。あとは建物の耐震基準も査定に入れて、探したいと思います。いただいた貴重な情報を知ってるのと知らないのでは雲泥の差です!お陰様で命拾いしました。見ず知らずの方に、こんなに親切にしていただき、投稿して本当に良かったです。ありがとうございました!
お礼日時:1/26 20:11