五月書房
「山下清の放浪日記」
池内紀 編・解説
以前読みましたが・・
そうですね
きっと、創作というか
かなり修正されて
いると思います
昔は
映画「ヒメユリの塔」
を見ればわかる様に
ほぼ読者や視聴者を
意識して
改ざんされています
(今でも大いにありますが)
まぁそれはそれで
感動できる様に
作られていますので
信じて読んで感動
しましたヨ〜
例えば
渡辺先生が井戸のつるべを
直している時、僕は
そばで手伝って、渡辺先生
と話して、渡辺先生が
「我孫子の弁当屋で誰が
山下の事を一番からかうか」
と聞かれたら
僕は「弁当屋でおしめちゃん
やちよちゃんは女の人で
女の人が一番僕の事を
からかう」と云ったら
渡辺先生は「弁当屋に居る
人は山下の事をからかうから
悪い奴だな。
そんなからかう
人のそばで、何時迄も働いて
ると悪い人の心が
写ってしまう。
だから
学園(八幡学園)で長く居て
学園からふらふら出ない方が
好いよ」と云って居ました。
夕飯がすんで、夕飯のあと
片付けをする時、渡辺先生は
「山下は今二十二歳だから
山下はだんだん一つずつ
年をとるから、あっちこっち
出かけると、山下は年は
だんだん多くなるばっかり
だから、誰にも相手に
されなくなってしまう」
と云っていました。
十二月の中ば頃になると
又、もと居た所が
恋しくなって
二、三日前から逃げる支度を
して、十二月二十五日の朝
早く起きて、自分の
荷物を持って、学園から
逃げてゆきました。
(昭和十八年・二十一歳)
こういう文章です!
驚異的な記憶力は
知らなかったです!
アメリカの新聞社が
山下清画伯の
絵を連載したい
と打診してきたので
日本の新聞社が
負けない様に
先手を打って
連載したという事が
凄いなぁ〜って
思いましたヨ!
おわり。
。゚(゚´ω`゚)゚。