ベストアンサー
私も追肥は化成肥料ですが8-8-8より値段が安い14-14-14を使っています。 化成肥料は畝と畝の間の通路部分にパラパラを撒くだけで耕して鍬き込む事はしません。 有機肥料の方が良い事は十分理解していますが有機肥料は撒いただけだとカビたり臭いがしたりする事が有るため耕して混ぜ込まないと気分的に悪いです。 しかし耕すと何故か雑草がギッシリと芽を出して仕事が増えてしまうので畝間に撒いただけでも速攻で効く化成肥料にしています。 この他だと特定の野菜には単肥と呼ばれる肥料も使います。 8-8-8の最初の8はチッ素で葉や茎を育てる効果が有ります。 チッ素と言えば硫安と言うくらい安くて速攻で効く単肥で発芽後の生育が悪い時に使います。 痩せた土にはびっくりするぐらい効果が有りますが元肥をしっかり入れて真面目に土作りをしている人には出番が少ない肥料です。 8-8-8の真ん中の8はリン酸で実を育てる効果が有ります。 トマトやオクラは花を咲かせ実を着ける時期にチッ素を吸収すると徒長してしまいます。 徒長を人間で例えると高校生ぐらいになって子供を作ったり産める体になっても結婚したいとか子供が欲しいとは思わず美味しい物を食べて元気いっぱいに自分がスクスク育つのが楽しいとか仲間には負けたく無いと言う状態になったのと同じです。 チッ素をあげないでリン酸だけをあげると野菜は育つ速度が遅くなり花をいっぱい咲かせ実をつけ大きくなって行きます。 大玉トマトはチッ素が多いと簡単に徒長して脇芽がバンバン出て来て花があまり咲かず実も少ししかつかないのでリン酸だけを与えると良い感じになります。 オクラはチッ素を多く吸収すると幹が1日に10~15センチぐらい伸びて幹が太って行きます。 花も咲き実も着けるのでそれ自体は台風にも負けない丈夫なオクラになるのですがオクラの特性として葉と葉の間に1つ花が咲き実を着けるので葉と葉の間隔が広くなると高さが5メートルぐらいになり三脚がないと収穫が出来なくなります。 このためオクラも生育状態によってはチッ素成分が無い花や実を育てるリン酸だけを与える必要が出て来ます。 リン酸肥料としては即効性の高い過リン酸石灰とゆっくり効く熔成リン肥を使い分けていますが熔成リン肥は土がアルカリ性になって行くので怖くてほとんど使っていません。 酸素呼吸をする生物にはアルカリは猛毒なんですよね。 酸性度が強い硫酸は劇物指定をされていないのにアルカリ性の塩素は劇物指定されています。 浴槽系洗剤に「混ぜたら危険」と書いて有るのが有りますが強アルカリの原液を薄めた物と思って下さい、 ついでなので昨年に思いっきり14-14-14を与えたオクラの収穫風景を載せておきます。 かなりショッキングな絵になっていますが実写です。 ↑ ゴメンナサイ 編集モードでは写真が添付てきないので追伸で送ります。 8-8-8の最後の8はカリで根を育てる効果が有ります。 代表的なのは硝酸カリですが土を酸性にする特性が有ります。 ジャガイモは酸性ぎみの土を好み根みたいな所を育てて収穫するので私の中ではジャガイモ専用の追肥になっています。
質問者からのお礼コメント
詳細について回答いただき、ありがとうございました。
お礼日時:2/27 14:28