米海軍では『Emory S. Land』と『Frank Cable』という2艦の9000トン級の潜水母艦 (submarine tender) を今も運用しています。
戦時を想定すれば、原子力潜水艦であっても洋上補給は必要という考えでしょが、平時では訓練以外でそう頻繁に洋上補給は必要ないと思われますから、補給する品目や量は限られているでしょうね。特に魚雷やミサイルの搭載作業は、洋上で扱うには危険すぎるでしょうから訓練以外ではやっていないと想像します。一応上記の2艦は魚雷とミサイルの洋上補給能力を備えているとされます。
これら「エモリー・S・ランド級」の2艦は単に補給任務だけでなく、簡単な修理や医療サービス/レクリエーションサービスも提供できる母艦としての機能が備わっており、テンダー=「お世話係」の名称の通り、平時でも必要に応じて洋上で”お世話”していると思われます。
USS L. Y. Spear 米原潜用潜水母艦