平面的なイラスト?
意味がよく分かりませんが、平面の紙の上に描いても、奥行きを出すのは必要かと思いますが……。
三点透視とか。
ただデッサンは、基礎学力のようなもので、スタート地点に過ぎません。
まァ実際にスタジオ入りする前は、スケッチブック持参で、会社訪問するか、募集広告に応募する場合は、手描きのイラスト数点を郵送という感じになりましょうか。
この段階では、アニメーターのセンスを問うというよりも、純粋に画力のみが問われます。
後は、人間をあらゆる角度から描けること、ポーズとかもそうですし、手とかも、女性の手、男性の手、大人の手、子供の手、老人の手と、描き分けられるかどうか。
ラフの原画をちゃんと清書できるか。
実際、職に就けば、中割りの技術も必要になって来ます。
ただ、こうした技術は独学では身に着けられないと思いますので、アニメスタジオへ行き、机を借りて、無給で修行するか、専門学校で高いお金をはらって習得するかしなければなりません。
大抵の人は、専門学校へ行っているのではないでしょうか?
大卒でも、大学を卒業した後、二年間、専門学校へ通ったりしています。
専門学校を出ていれば、アニメスタジオへの就職を斡旋してくれるかも知れませんが、そうでなければ求人雑誌やインターネット等で、アニメーター募集の広告を探して、アポをとらなければなりません。
大方のアニメスタジオは出来高制ですので、動画なら、一か月の間に描いた動画の枚数×単価という計算になります。
原画なら、カット×単価という計算です。
冷酷な話ですが、
「こいつは駄目だな」
と思っても、率直にダメ出しをしてくる会社は一部で、大抵は
「自滅を待つ」
というようなことを、制作スタッフは陰で言っています。
まァ仕事ができなければ、給料は発生しませんので、いずれは
諦めて会社を去って行くという考えなのでしょう。