エヴァには
公式での正解は存在しないので
あくまで物語の内容から
個人で推測する範囲でしか
答えられません。
以下は、その前提での
個人的に思う可能性です。
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エヴァの物語には
聖書をモチーフにしているので
そこから考えるのが
一番適当ではないか?
・・・とした場合。
旧約聖書では
神様は6日間でこの世界(宇宙)を作り
その最後に神の姿に似せて
最初の「人」である「アダム」を作りました。
そして「アダム」の肋骨から
その対となる「イブ(エバ)」を作ったとされます。
2人を含む、神に作られた生物は
最初は全て「エデン」と呼ばれる
「楽園(≒天国)」で何不自由なく暮らしていました。
「エデン」では
そこにあるあらゆる木の実を
食べる事ができましたが
たった1本だけ
神様が「食べてはいけない」と
決めた木の実「禁断の実」がありました。
しかし「蛇」(に成りすました悪魔)が
「イブ」をそそのかして(誘惑して)
この「禁断の実」を食べさせてしまいました。
そして「イブ」は「アダム」にも
「禁断の実」を食べるように勧め(誘惑し)ました。
この事で「人」は「神様」との約束を破った
「罪」を負ってしまいました。
この「罪」により
「人」は「エデン」を追放され
地上(現在の人間世界/現世)に追放さたとされます。
それ以来「人」(アダムの子孫)は
「エデン」では必要なかった
生きる為の労働や試練を受け苦労を
生まれながらに背負って
生きなければいけない運命を負ったとされます。
そして、やがて来る
(エデンではなかった)「死」に際して
その人生を総括され
その魂が「先祖が犯した罪を悔い改めて許される」場合は
「エデン」への帰還が許されますが
人生で悪事を行ったり
「神の教え」を破ったりしていた場合は
魂は永遠に「悪魔の住む世界(地獄)」に送られ
未来永劫に苦しむ事になる
・・・とされています。
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さて、上記は旧約聖書のキリスト教的な解釈の一説です。
これをベースにした場合には
エヴァの世界における
「第1使徒~アダム」は
何かの理由で「エデン」に相当する
神の世界から追放あるいは
抜け出て来たと言う事ではないでしょうか?
作品では、この「エデン」に相当する場所は
「ガフの部屋」と呼ばれる
「魂が生まれて・戻る場所」と思われます。
ハッキリした理由は不明ですが
「ガフの部屋」で生まれた「アダム」の魂は
何かに理由で「神様(に相当する存在)」に
「地球」に行くように仕向けられたと言う事でしょう。
そして、本来なら
「地球」で自分の血族となる
「使徒」との間に子孫を作り
地球でアダムの子孫が繁栄し
やがては再び、その魂が
「ガフの部屋」に戻れるようにする事を
運命つけられて地球(地上)に
落とされたと言う事ではなかったのでしょうか?
(「ガフの部屋」で禁断の実を食べるのに相当する
何かをやらかしてしまった・・・のかもしれませんね)