オーロラは、太陽風の一部が地球の磁場に引き込まれて大気と反応して発生する、ということで合ってますよね。
オーロラは、太陽風の一部が地球の磁場に引き込まれて大気と反応して発生する、ということで合ってますよね。 そうであれば、磁極を中心とした領域に発生しそうに思うのですが、しかし実際は磁極の周りのリング状の領域で発生しています。これはどういう理屈でそうなっているのでしょうか?
天文、宇宙・29閲覧
ベストアンサー
まず自転軸が貫く極と地磁気の極はズレてます. そのため方位磁石は,地理的な真北を指しません. 北磁極はカナダにあります.大雑把に言って,地球に巨大な棒磁石が刺さっているとして,その磁力線をイメージすると良い.電荷を持つ粒子は磁力線に沿って磁極へ向かいます.向かう方向は一点なのですが,大気と衝突して上空オーロラを発生させます.リング状の領域でこの反応が起こるのです. そのためカナダがオーロラ観測のメッカなのです.でも奇麗なだけでなく,大きな太陽フレアが発生すると,大規模な電波障害はもちろん,過電流による送電設備の破損によって大停電に見舞われることもあります.実際カナダのケベック州で発生しました. https://ja.wikipedia.org/wiki/1989%E5%B9%B43%E6%9C%88%E3%81%AE%E7%A3%81%E6%B0%97%E5%B5%90 磁極は安定してなくて,かなり複雑かつ速い速度で移動してます.またオーロラの発生メカニズムには未解明な部分もあります.さらに地磁気は非常に複雑で,上の棒磁石の磁力線のイメージとはかけ離れていて難解です.
1人がナイス!しています
質問者からのお礼コメント
ご回答有難うございました。荷電粒子が向かうのは確かに磁極の1点なのだが、その途中で大気の上層で反応してオーロラが発生するために発生領域がリング状になるのだ、と認識しました。確かに考えてみればその通りですね。スッキリしました。
お礼日時:3/3 8:55