スパイダーマン(及び関連キャラクター)のアニメとかコミックとかグッズとかに関する相互的な権利はマーベルの親会社にあたるディズニーが有している形になっていますが、映画化権利だけは特別な契約によりソニーが有しています。
で、MCU作品にスパイダーマンは度々登場していますが上記の特別な契約により状況は複雑で、ざっくり言うと…
・スパイダーマンが脇役として出る「シビルウォー」「インフィニティウォー」「エンドゲーム」の3作は、ソニーがマーベルにスパイダーマンの権利を貸してマーベルが撮った作品。
・スパイダーマンが主役として出る「ホームカミング」「ファーフロムホーム」「ノーウェイホーム」の3作は、マーベルがソニーにMCUの設定や権利を貸してソニーが撮った作品。
…と言う形になっています。
これによりマーベルが丁寧に作ってきたMCUの世界観を保ちつつソニーが映画化権利を持つスパイダーマンを登場させることが出来てきたわけです。
それなのにソニー側は「ヴェノム」から独自に展開を始めたSPUMCの方にMCUのスパイダーマン=トム・ホランドを出演させることで世界観を共有しようとしていたので、それにマーベルが待ったをかけた感じです。
これを許してしまうと、ソニーが間接的にMCU作品を撮れてしまうことになりマーベルが作ってきた長年丁寧に作ってきた世界観を簡単にぶち壊し弄れる状況になってしまいますよね。そうなることはマーベル=ディズニー側としてら避けたいはずです。