ありますよ?
工具を知ることから始めた方がいい。
インパクトを利用する工具の内、主たるモノが馴染み有る
①インパクトレンチ
②インパクトドライバー
でしょう?
①はその名の通り、ボルト・ナットを緩めたり・締め付ける為に使われるもので、その取り付け部は、挿し込み角と呼ばれ、一般には1/2インチが主であり、
「1/2インチ」=「12.7mm」でドリらの表記でも使われます。
1/2インチもしくは12.7mmの挿し込み角の、ソケットを使用します。
通常、コレに変換アダプタなどをつけて、ドライバービットを使用する事はプロや玄人は決して行いません。
動作のソースはエアインパクトレンチ、電動インパクトレンチなどがあります。
②はその名の示すとおり、ネジを主に緩め・締め付ける事を大前提に設計されており、
ゆえに、「ビット」と呼ばれる六角形の対面6.35mmの物を使用します。
A・Bタイプの違いこそあれど、世界的に共通です。
(日本はAタイプです。)
その6.35mmの対面6角軸さえ持っていれば、何でも取り付けられますので、
可能な範囲で様々な事に使えるように、
ソケット取り付けが出来るアダプターも売られていますし、
それを購入すれば、対応する挿し込み角のソケットも使用できます。
インパクトドライバーでは主に、1/2インチ(12.7mm)を使用するのが一般的であり、
使う場所によっては3/8インチ(9.5mm)のソケットを使用する事も可能です。(オススメまではできない)
それ以下の1/4インチ(6.3mm)の物はインパクトドライバーでは仕様に適しませんので、アホしかそのアダプターやソケットを使って自爆しません。(笑)
と言うか、これらは全部「インパクト対応(●●v)」の製品で無いといけません。
アダプターもソケットもです。
コレを知らないとド素人乙wwwどころではなく、危険です。
また、多くの人はアダプター+ソケットではなく、
インパクト対応のソケットビットを使用しています。
これはインパクトに耐えられる構造のソケットにビットが一体化した製品です。
インチサイズなど、どうしても入手性や消耗品としての経済面で問題があるなどの場合には、
アダプター+ソケットの方がメリットの場合もあると思います。
さて、バイク弄っているのなら、コレまでは手工具は使ってきたでしょう?
その中でも、良く使うラチェットレンチ。
これも同じですよ?
挿し込み角は一般的なもので、上記のアダプタと同じく、
1/4インチ、3/8インチ、1/2インチのモノが売られています。
それぞれ、
6.3mm、9.5mm、12.7mmと表記されている場合も多いです。
質問者さんが普段ハーレー用に使用しているラチェットレンチの挿し込み核は何インチですか?
・v・ノ♪
さて、質問の直の回答をすると、
先のとおり、インパクトドライバーは文字通り、ネジ(ビス)を木材や軽金属などに強制的に取り付ける事を目的に作られた「特殊工具」だからと言うのが、ダイレクトな答えです。
もちろん、固く締まったネジ(錆びてない)の取り外しにも使えます。
故に、「各種ネジに対応しているから」等のが答えであり、
その為、ドライバー類の軸に近い太さのビットにされているのです。
一般的なPH2(2番)タイプのドライバーの軸がその位の太さです。
さらに、これらビットは他にも手工具の差し替えドライバーや、電動ドリルドライバー(万能電動工具)などにも使用されている物と共通化しています。
故に、インパクトドライバーでも他の工具でも使用出来る様に対面約1/4インチ=6.35mmのビットが使用できるようになっているのです。
ちなみに、インパクトドライバーで使用するビットは、
当然にインパクト対応の物を使用しなければなりません!
例えおなじドライバービットでも、インパクト対応で無い物は、
インパクトの衝撃に耐えられず、危険な破損をして使用者や周りに危険を与える事もあり増すし、
対応で無いと、早々にビットが破損して使用不能になります。
さて、インパクトは回転方向に打撃を与える特殊工具です。
通常、自動車・バイク整備や、電気・ガス・水道・設備・家電修理など、
世の中の各種業種で万能で使用されているのは、
回転する事に特化した「電動ドリルドライバー」(電動ドライバー含)であり、
穴を開けるドリルモードの他、ネジをどの位の強さで締め付けるかの
トルクを簡易設定できる「トルククラッチ」も付いています。
ネジを強制的に木材や軽金属の板に打ち込む大工用途にはインパクトが適していますが、
それ以外の用途でインパクトを使用すると、
ネジの穴を破損させたり、ネジを途中で折ってしまったり、
取り付ける対象物を破損させたりします。
バイクなら、プラの部品が割れたり、ネジの受け側を馬鹿にしたり、
ネジやボルトが締め付け完了と共に頭部分が取れてネジ穴にネジが埋まって取り出せなくなったり、
また、塗装が割れる場合もあります(リペイントなど)。
ですので、
多くの業種や家庭内などで使用されるのは、
インパクトドライバーではなく、
回転(回す)に特化した「電動ドリルドライバー」なのです。
ネジを締め付けた後に「ダダダダダダ・・」と音と振動がするのは、
インパクトドライバーでもドリルドライバーでも同じです。
しかし、全く異なるものです。
インパクトドライバーは音と共に、ネジやボルトを更に回す方向に締め付けようと力を加えています。
イメージするなら、メガネレンチでボルトを締めた際に、締め切った跡にそのメガネレンチの端をでかいハンマーで、締める方向にガンガンガンガン!と殴って、さらに締め付けていると思ってくださいs。
いやいや、実際にそれが行われているんですけどねw
ドリルドライバーはトルクレンチを想像してください。
ネジやボルトを締め付けるときに、設定した簡易トルクになったら、
ネジやボルトを回す力が抜けます。
トルクレンチの「カチッ!」のあれです。
その後の「タタタタタ・・」はトルクレンチを連続でカチカチとしているのと同じです。
イメージではなく、実際にソレです。
電動工具がわかっていない素人さんだと、
この違いがわからず、
「インパクト=力!パワー!」
と安易に想像し、
「ドリルドライバーよりももっと力が強いだけの物」
とか、
「電動=インパクト」
とか、
面白いまでの勘違いをしている人も見受けられます。
実際、バイク整備では、インパクトを使用する場所なんてほとんど無いですよ。
しかもあるとすれば、固く締め付けられて緩まないネジやボルトを外す時に使用する位です。
締め付けに使用すると、多くの場合で破損などにつながります。
締め付けは通常の「手工具」の「ドライバー」や「トルクレンチ」などで行いましょう。
バイク屋さんもそうしてますよ。
また、ボルトを緩める際には、インパクトドライバーではなく、
インパクトレンチを使用するのが適切です。
インパクトで無いと緩まないほどの大きさのボルトなら、
ビットの細い軸のインパクトは不適切だからです。
1/2インチの挿し込み角のインパクトレンチが適しています。
インパクトレンチは用途が限られた「特殊工具」であるという認識は忘れないようにしてください。
自動車・バイクの場合は、「緩まないネジやボルトを外す」事が、インパクトドライバーの数少なすぎる主な仕事となります。
その他の沢山のネジや、長いボルトなどを、大量に楽に緩めたり仮締めたり出来るのは、
万能工具である「ドリルドライバー」の方です。
他、通所サイズのドリルドライバーであれば、ホームセンターなどで各種おもしろいビット製品が売られており、
組み合わせれば、錆び落としやワックス掛けや洗車や汚れ落としなどが、
恐ろしく楽になる物もあります。
ご参考までに。