「退化」について 生物進化学に関する書籍を読み、自然淘汰説の概要を知り、用不用説が間違っていることを理解しました。
「退化」について 生物進化学に関する書籍を読み、自然淘汰説の概要を知り、用不用説が間違っていることを理解しました。 しかし、退化に関してはいささか自分の中で疑問が残りました。 環境に適応するために特定の器官が世代ごとに発達していく、というのは理解できるのですが、その逆の必要のない器官が退化していく仕組みがよく分からなかったのです 例えば、暗闇の洞くつで一生を終えるホライモリは微弱な電流を感知する能力を身に着けた一方で視力はゼロに等しいそうです。この電流感知能力は暗闇で生きていく上で必要な能力でしょうから、発達していくことは理解できます。しかし、目が退化して無くなっていくのはなぜですか?視力が役に立たないからといってもあっても無くてもいいものなのだから保持したままでもよさそうな気がするのです。 もし、この退化が「暗闇に住んで目を使わないからだんだん無くなっていった」というプロセスを通っているならば、これは用不用説なのではないでしょうか? それとも、目が無いことが生存や生殖に有利なのでしょうか? 分かる方、よろしくお願いいたします。