平安時代の貴族は馬に乗って移動したのか?

平安時代の貴族は馬に乗って移動したのか? 最近テレビで源氏物語を題材にした「GENJI」というアニメをやっています。 烏帽子をよくはずしていたりするので、時代考証はめちゃくちゃなんだろうなと思って見ているのですが、すごく疑問に思っていることがあります。 どこかへ源氏が移動するときに、馬に乗っていくシーンが度々見られます。 牛車ではなく、馬に乗って貴族が移動することなんて実際にあったのでしょうか? 詳しい方、どうか教えてください。よろしくお願いします。

日本史2,760閲覧

ベストアンサー

2

もちろんありました。 特に天皇の行幸などに従って行く時などは、 牛車に乗るなどという無礼なことはできないので馬に乗っていきました。 そのほかにも例えば狩に行く時なども牛車では狩はできないので馬に乗っていきました。 また長距離を移動する時は馬に乗ったでしょう。 他にも馬に乗ることはあったと思います。 貴族と言えばなよなよしてて牛車に乗ってるというイメージが強いですが、 実際はそんなことはありません。 武術、特に馬術は天皇に従って行く時に下手くそだと恥というより無礼極まりないので、 馬術の鍛錬は欠かさなかったはずです。 「GENJI」の最初のほうでたしか光源氏と頭中将か誰かが 競馬をしているシーンがあったと思います。 また平治の乱で有名な藤原信頼の父、藤原忠隆は馬術の天才と言われていました。 信頼自身は武術的なものも文化的なものも何をやらせてもダメな奴と 当時の他の貴族に日記の中で酷評されていますが。 そういうわけで馬術に関してはその辺の武士なんかより 貴族のほうがよほど上手だったそうです。 また他の武術にしても貴族も鍛錬していました。 藤原道長は弓の達人だったそうです。 流鏑馬などももともとは朝廷の儀式の一つが源流だそうですし。 貴族が文弱なイメージがついたのは江戸時代に入って、 貴族が武芸をすることを実質的に禁じられてからです。 それ以前は実際に兵を率いて戦ったり、 戦国武将に従って各地を転戦した貴族もいました。

2人がナイス!しています

ThanksImg質問者からのお礼コメント

お二人とも回答ありがとうございました。 平安貴族は文武両道でなくてはいけなかったんですね。とても勉強になりました。

お礼日時:2009/3/20 13:15

その他の回答(1件)

0

MASAMIINさんすばらしい回答です。馬にも牛車にも乗っていたでしょう。かっこいいイメージを想像しましたか? 補足ではありますが、日本では戦国時代まで木曽馬や対州馬、道産子のようなずんぐりとした短足な国産馬です。足腰が丈夫で荷物を運んだり、山道でもスタミナはありました。しかし皆さんが想像するサラブレッドのような華麗な走りではなく、長距離自分で走るよりはましな程度のスピードだったそうです。合戦の時は馬で移動して体力を温存し、下馬して戦う武将も少なくなかったそうです。北海道では「ばんば競馬」として今尚残っています。 近年の時代劇はサラブレッドで撮影しているので速く、かっこいいイメージが強いでしょう。短足で遅い馬に乗った吉宗(松平健)が砂浜を駆けてもかっこ良くないでしょうし。因みに乗馬ライセンス5級持ってます。