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煽り運転されて進路塞がれて、相手が車から金属バットを持って降りてきた場合は、相手を轢いちゃっても正当防衛になりますよね?身の危険があるわけですから?

回答(10件)

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相手が先に手を出してきたからといって必ずしも正当防衛は成立しません。 正当防衛が成立するためには,①急迫不正の侵害があること(簡単にいうと危険が迫っていることです),②自己または他人の権利を防衛するためであること,③やむを得ずした行為であることが必要です。 面前にいる相手が、あなたにむけて金属バットを振り下ろそうとしている場合は、法益侵害が差し迫っているといえるでしょうから、①急迫不正の侵害があると一般的にいえます。②自己の権利を防衛するためにしたものといえそうです。 もし、相手がまだ暴行をする態勢に入っていない段階で、あなたが相手を暴行した場合も、未だ不正の侵害は差し迫っていないと判断される可能性が高いといえます(諸々の事情を総合考慮して判断されるため一概にはいえません。 ③やむを得ずした行為 これについては,具体的な事情を総合的に判断することになります。 例えば,質問者が20歳の体格の良い男性で,金属バットをもって向かってきた人が70歳の小柄な女性だったとすると車で轢かなくても危険を回避できるのではないかと考えられます。 不必要な行為や必要を超えた行為は、必要性・相当性要件を満たさず、正当防衛とはなりません。 以上で述べた各要件を満たす必要があり、真に相手が攻撃してきたのか、その攻撃は継続しているのか、反撃の意識が真にあるのか、反撃方法が過激過ぎないか、様々な問題をクリアしなければ、日本の法律では、正当防衛は成立しません。 ちなみに、アメリカの法律は違います。 「差し迫った死若しくは重大な身体の害を防ぐため又は Forcible felony の差し迫った侵害を防ぐために必要であるとある者が合理的に認める場合において、その者は、人を死に至らしめる武力を行使し又はその行使によって脅威を与えることが正当化される」とあります。 Forcible felony" は、日本語にそれにあたる用語がありません。直訳すると「強制重罪」で、具体的には、反逆、謀殺、故殺、カージャック、強盗などの「個人に対する物理力若しくは暴力の行使又は脅威」のことです 今回のように退路が断たれ金属バットで向かってきた場合は、人を死に至らしめる武力を行使し又はその行使によって脅威を与えることが正当化されます。 アメリカの法律は厳しいので、生半可な気持ちで煽り運転をしたり金属バットで脅したりできません。正当防衛により逆に殺されてしまう可能性が非常に高いからです。

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ご丁寧にありがとうございます。大変参考になりました。日本は厳しいですね。攻撃されてからではもう遅いと思うのですが、攻撃されてからでないと正当防衛にならないのですね。

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正当防衛にはなりません。 一緒に遊んであげた方が喜びます。

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