昔の武士の元服は何歳で行っていたのでしょうか
昔の武士の元服は何歳で行っていたのでしょうか 15~17歳だと思うのですが、はっきりとした決まりはなく、時代や地方によって違っていたのでしょうか また、女子には男子の元服に当たる儀式があったのでしょうか、あったとすれば何歳だったのでしょうか
日本史・44,520閲覧・100
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今の成人式は鎌倉時代の武士の元服式が源流。元服する年齢は14~15歳が普通であり、隠居年齢は50歳が適齢であったようです。 男女を問わず、子供から大人へのケジメ。髷、着衣から自己変容して、「至誠」「律心」「公人」その行動変容を迫られる。周囲も大人としての厳しい見方と振る舞いを要求した。 大名や大身旗本ともなると御家の事情というものがあるし、役職上も様々な制約があったでしょうから、70歳で現役を張る者もいたし、8歳程度でも元服することもあったでしょう。今のように20歳が成人と決まっていません。 個々により事情があり、父が隠居して子が相続する「家督相続」ではなく、父の急死などにより子が相続する「跡式相続」の場合は早い人も多かったのではないかと思います。 女子の場合は、はじめて裳を着せる、「裳着(もぎ)」あるいは「着裳(ちゃくも)」といい、平安時代から安土桃山時代(皇族、貴族は明治時代)にかけて女子の成人を示すものとして行われた。 年齢は概ね12~16歳、戦国時代に於いては政略結婚に備えて8~10歳位に繰り上がったし、江戸時代以降は、男性同様元服と称し、年齢も、18~20歳位に、又は結婚と同時に行うようになったそうです。
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