海外在住者が一時帰国で保険を使うには４つの方法があります。 1. 海外駐在や海外留学などの長期で海外に滞在する方の多くは、出発前に日本の海外旅行保険に加入しているケースが多いと思います。このような保険の中には、日本への一時帰国中も旅行行程中とみなし、日本一時帰国中の医療機関での治療費もカバーされる『一時帰国中補償特約』というものがあります。 2. 海外への移住前に日本の海外旅行傷害保険に加入していない場合には、現地で『海外旅行傷害保険』などに加入するという選択肢があります。 地域によっては、日本人向けに日本語で海外旅行保険を販売している代理店もあります。 3. 現地で発行された『クレジットカード付帯の海外旅行保険』を使う。航空券などをカードで購入するなどの条件がありますが、別途申込みをする必要や、新たに保険料を払う必要なく利用できるので便利です。 4. 日本の国民健康保険を使う。 加入するには、帰国後、居住地となる日本の住所への転入届を出す必要があります。帰国から14日以内に居住地に転入届を提出し、国民健康保険への加入手続きをすると、その場で国民健康保険証がもらえます。 ただし、日本に滞在する期間が1年に満たない場合、「転入届が不要」「転入届を受け付けない」とホームページに書かれている自治体もあります。これらの自治体では、一時帰国滞在では転入届を出すことができません。