星新一さんのようなショートショート作家、お勧め本があれば教えて下さい。 40代、SFが好きですが普段本を読まず他は阿刀田高さんくらいしか知りません。 ぬるい児童向けは一切読みません。
星新一さんのようなショートショート作家、お勧め本があれば教えて下さい。 40代、SFが好きですが普段本を読まず他は阿刀田高さんくらいしか知りません。 ぬるい児童向けは一切読みません。
皆さんご紹介ありがとうございます。
ベストアンサー
星新一の師匠に当たる、フレドリック・ブラウンの作品はいかがですか。どの作品も奇想に満ち、語り口が巧みで、読んでいると幸福感に浸されます。おまけに、驚天動地の落ちで頭をクラクラさせる恐るべき作品がいくつか混じっています。 SFファンタジーの短篇集には『未来世界から来た男』『スポンサーから一言』『宇宙をぼくの手の上に』『天使と宇宙船』『さあ、気ちがいになりなさい』などがあり、このうちショートショートは『未来世界から来た男』のみで、他はふつうの長さの短篇集。ちなみに『さあ、気ちがいになりなさい』は星新一訳。 SF長篇 『発狂した宇宙』『火星人ゴーホーム』『天の光はすべて星』『73光年の妖怪』もいいですよ。ご質問の趣旨からはずれますが、この4作品を簡単に紹介しておきます。この作家の特徴がよくわかると思いますので。 ◆『発狂した宇宙』(ハヤカワ文庫SF) 謎と冒険に満ちたアクション&サスペンスSF。次々と繰り出される奇想天外なアイディア。驚きと興奮の連続。最後に、目がくらむような宇宙観が開示される。 ◆『火星人ゴーホーム』(ハヤカワ文庫SF) おびただしい数の火星人が突然、地球の全域に姿を現す。この緑色の小人の姿をした火星人に人間は触れることができない。彼らは地球人に対して言葉による攻撃を始める。人びとは彼らを撃退する方法を模索するのだが……。 ◆『天の光はすべて星』(ハヤカワ文庫SF) 初老の元宇宙飛行士の宇宙への憧れをうたい上げた、ちょっぴりSF要素のある、泣かせるお話。タイトルがたまらなくいいと思いませんか。 ◆『73光年の妖怪』(創元SF文庫) 地球侵略もの。73光年彼方の惑星からアメリカの片田舎に飛来した、姿の見えない怪物。そいつは動物や人間に自由に乗り移り支配する、恐るべき知性体だった。一人の科学者が知性の力でこの怪物に立ち向かう。 フレドリック・ブラウンはミステリーもたくさん書いていますが、SFファンタジーに比べると、やや落ちます。でも短篇集『復讐の女神』はおすすめ。 もうひとり、ロバート・シェクリイが星新一やフレドリック・ブラウンの作風に近いSF短篇の作家です。短篇集『人間の手がまだ触れない』がおすすめ。
質問者からのお礼コメント
詳細なご紹介本当にありがとうございました。 補足し忘れましたが、海外作家や翻訳本にも興味ありましたので 皆さんお勧めの本をそのまま探しじっくり読みたいと思います。 昔から映画、特にSF映画好きですがSF小説も面白いことを今更知り、 星新一さんも20冊読破し寂しい反面、 今後の新旧SF小説を辿る旅が楽しみになりました。
お礼日時:1/21 2:24