私は原作しか読んでいませんが、アニメ映画はまっっったくの別物のようですね。 原作は全部で6冊あります。 ゲド戦記というシリーズですが、ゲドが主人公なのは1巻くらいで、あとは他の人物が主人公でゲドはサブだったり少ししか出てこなかったりです。 作中世界は、作者が歴史、宗教、言語、動物、思想などをかなり本格的に作って、最終巻ではその解説もあります。 巻毎に、1巻はゲドの少年から大魔法使いになるまでの物語で自分との戦い、2巻は閉塞的な環境にいた少女が殻を破るまでの話、3巻は若い王子とゲドが死者の国へ行く物語、など、テーマも違います。 3巻以降は、「前作から数十年ぶりの新巻」とかなので感覚も替わり、恋愛や性的表現や、現代的ジェンダー問題へのメッセージも感じられます。 >ゲド戦記の小説は面白いですか？ 面白いかは人によりますのでなんとも…。 重厚なファンタジー世界に浸りたいなら、本当にしっかり作られたシリーズです。 か〜るく読みたい、映画の予行をしたい、なら、向かないかも。映画は見ていませんが、あらすじを確認したら、2〜5巻の登場人物を元に、ほぼオリジナルっぽい？？ そして原作者は、映画はお気に召さなかったようですね。