差出人のメアドについてはさして重要な情報ではなく、重要なのは「アクセスしたURL」の方ですね。
例えば(あくまでも例えばの話です)、あなたのYahooのログイン情報が、悪意のある第三者である私に知られていたとします。
しかし、あなたがYahooに「メール認証による2段階認証」を設定していれば、私はそのID・パスワードだけではログインできませんよね?
メールに届く2段階認証の手続きを進める必要があります。
しかし、私がID・パスワードで不正ログインを試みた後に、もしあなたが自分のメールに届いた2段階認証を進めるためのURLにアクセスすれば、私が不正ログインに成功するかもしれませんよね。(実際はYahooのシステムなら大丈夫な筈ですが)
意味は理解できるでしょうか?
例えば、iPhoneには2ファクタ認証(2段階認証)がかかっていますが、2ファクタ認証がかかっているにも関わらず、AppleIDを乗っ取られる人がいます。
それは、「自分自身が」意味も分からず2要素目の認証手続きを進めてしまうからです。
ですから、意味も分からないのに安易にURLにアクセスするという行為は、相応の危険を伴うわけです。※ただし、URLにアクセスするだけでウイルスに感染するとかハッキングされるといった意味ではないです。
また、例えば(あくまでも例えばの話です)、そのメールが送信先のメアドの有効性を調べるためのスパムメールだった場合、URLにアクセスする事によって、「このメールアドレスの持ち主は騙せそうだ」と判断できますので、迷惑メールが増える原因になったりもします。
今回のケースについては、まぁ「たぶん」大丈夫ですし、知識としてこういう事は知っておいた方が良いですよ…って話をしたまでです。
しかし、アクセスしたURLが、「自分がよく利用するサービスのものではないか?」ぐらいは、念の為に確認した方が良いと思います。