中1の英語の一番重要な基本を1から説明します。
国語で、「主語」→「述語」というのを聞いたことがありますか。
「主語」→「述語」
「私は」→「走る」(動詞)
「私は」→「眠い」(形容詞)
「私は」→「学生だ」(名詞+助動詞)
このように、日本語では、述語が、
動詞だったり、形容詞だったり、名詞+助動詞だったりします。
ところが、
英語では、述語が、必ず動詞(「~する」系の言葉)だけなんです!
だから英語では、「主語」→「動詞」ということになります。
主語と動詞以外は、そのあとに付けるのが基本です。
というわけで、英語の順番は、
「主語」→「動詞」→「それ以外」
―――――――――――――――――――――――――――――――――
I(主語「私」) run(動詞「走る」) fast(それ以外「速く」).
=私は速く走る。
You(主語「あなた」) study(動詞「勉強する」) every day(それ以外「毎日」).
=あなたは毎日勉強する。
Tom(主語「トム」) has(動詞「持っている」) a car(それ以外「1台の車」).
=トムは車を持っている。
【ここまでは一般動詞の世界】
―――――――――――――――――――――――――――――――――
【ここからはbe動詞の世界】
I(主語「私」) am(動詞「~(という状態)である」) a student(それ以外「学生」).
=私は学生だ。■studentは名詞。
You(主語「あなた」) are(動詞「~(という状態)である」) a doctor(それ以外「医者」).
=あなたは医者だ。■doctorは名詞。
She(主語「彼女」) is(動詞「~(という状態)である」) tall(それ以外「背が高い」).
=彼女は背が高い。■tallは形容詞。
This(主語「これ」) is(動詞「~(という状態)である」) a chair(それ以外「いす」).
=これはいすだ。■chairは名詞。
「~(という状態)である」という動詞(am/are/is)は、
日本語にはありませんが、英語にはあります。
主語がIのときはam、主語がYouのときや複数のときはare、
主語が自分でも相手でもない1人・1個のときはis、という形を
使いますが、主語に関係ないときは、もともとbeという言葉なので、
be動詞と呼びます。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
このように、動詞の種類が大きく2つあって、
どっちも「主語」→「動詞」→「それ以外」の順番なのですが、
疑問文を作るときに、違いが出ます。
【一般動詞の世界】
《Do/Does+主語+動詞?=主語は動詞しますか。》
★Do/Doesは、一般動詞の疑問文を作るために呼んできた質問係です。
Do you(主語「あなた」) study(動詞「勉強する」) every day(それ以外「毎日」)?
=あなたは毎日勉強していますか。
Does Tom(主語「トム」) have(動詞「持っている」) a car(それ以外「車」)?
=トムは車を持っていますか。
※Doesは、主語が自分でも相手でもない1人・1個のときだけ
【be動詞の世界】
《Am/Are/Is+主語+~?=主語は~ですか。》
★be動詞のときは、質問係を呼んでこないで、am/are/isが自分で
前に行きます。
Are(動詞「~(という状態)である」) you(主語「あなた」) a doctor?
=あなたは医者ですか。
Is(動詞「~(という状態)である」) she(主語「彼女」) tall(それ以外「背が高い」)?
=彼女は背が高いですか。
Is(動詞「~(という状態)である」) this(主語「これ」) a chair(それ以外「いす」)?
=これはいすですか。
否定文を作るときにも、違いが出ます。
【一般動詞の世界】
《主語+【do/does+not】+動詞.=主語は動詞しない。》
I(主語「私」) do not run(動詞「走る」) fast(それ以外「速く」).
=I don't run fast.
=私は速く走らない。
Tom(主語「トム」) does not have(動詞「持っている」) a car(それ以外「車」).
=トムは車を持っていない。
※doesは、主語が自分でも相手でもない1人・1個のときだけ
【be動詞の世界】
《主語+【am/are/is+not】 ~.=主語は~ではない。》
I(主語「私」) am(動詞「~(という状態)である」) not a student.
=私は学生ではない。
You(主語「あなた」) are(動詞「~(という状態)である」) not a doctor(それ以外「医者」).
=あなたは医者ではない。
She(主語「彼女」) is(動詞「~(という状態)である」) not tall(それ以外「背が高い」).
=彼女は背が高くない。
This(主語「これ」) is(動詞「~(という状態)である」) not a chair(それ以外「いす」).
=これはいすではない。
be動詞と一般動詞は動詞同士なので両方いっぺんに使ってはいけません。
×I am run. / ×You are study. / ×Tom is have a car.
「走る」「勉強する」「持っている」という話をしているのに、
「~(という状態)である」という別の意味の動詞も一緒に使ったらおかしい
というわけです。
自動車と自転車の両方いっぺんに乗ったらおかしいのと同じです。
だから、Are you study?やI am not run fast.なんかも
動詞を2つも使ってしまっていてダメというわけです。