ID非公開さん
2022/1/24 5:09
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金属部分の錆びについて
金属部分の錆びについて 猟銃の銃身(スチール)に3Mの両面テープでくっつくタイプの蛍光サイト(飾り)をつけようと考えています。その際に、脱脂をしてから貼ると良いとお店の人に言われたのですが、脱脂をすると両面テープの下で錆びてはきませんか? 自動車や自転車のメンテナンスをされる方ならお答えいただけると考えてこのカデゴリにしてます。 よろしくお願いします。
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ベストアンサー
銃身といえばクロモリですな。 クロモリといえば自転車素材でもあります。 おまかせください自転車名人たるワタクシは、クロモリ(CRMO)の錆びについても一言あります。 自転車フレーム用クロモリと銃砲用クロモリでは組成に違いは当然あるでしょう。ここでは単にクロモリとだけ表記します。 貼付写真の金属片は5年間ほど日本の大気中で放置された自転車フレームの一部です。 私がノコ刃で切り取ったものです。 イタリア本国内の小さな村の自転車工場でコロンバス社製自転車用クロモリ鋼管を使用して溶接・製造されたフレームの「変速機取り付け台座」部分です。 自転車の変速機能の生命線ともいうべき取り付けベース台座をノコ刃で切り取るに至った経緯を説明していると長くなりますから割愛します。 (華麗なイタリアンフレームに刃を入れる際には手が震え、背筋を大量の汗が流れたことだけ書いておきます) 台座を切り取った跡地はヤスリ等で平らに整形し、部分塗装を施してからバンドタイプの取り付け具で変速機を可動させています。 来日以来15年を迎えるフレームですが自転車として実動です。 そして絶好調です。 本題の切り取ったクロモリ片の話です。 「伊国より遥かなる海を越えて当家に輿入れしたクロモリである、切り取った断片とはいえ粗末にすることは断じて許されない。 一同の者に申し渡す、かしこまって聞け。 小さな金属片であるが、これをもってわが家の家宝と致す」 自転車仲間、わが妻子など集め、うやうやしく神棚に祭祀したのです。 (妻子と祭祀のところが洒落になっています。その後の盛大な酒盛りの様子も割愛します) 以来5年の間、神棚で眠っていた金属片をこのたび撮影のために降ろして来ました。 (下ろす ではありません、降ろす です) 切断面をご覧ください、錆ておりません。 正面に見えている長方形のギザギザ面が切り取り面です、ギザはノコ刃の跡です。 切り取り直後にクレ-56をひと吹きしましたが、それ以上のことはせず小さなビニール袋に入れただけ、白い陶器のお神酒盃に乗せて安置されていました。 5年の間に5-56はすっかり乾いてしまいました。ビニール袋は半開放ですから空気の出入りはあったはず。 安置するまで素手でペタペタ触っていました。 自転車仲間には歯で齧った奴までいます。 屋内の神棚とはいえ温湿度の変化の繰り返しは毎年それなりにあったはずなので、錆び無しを確認したときは私自身がビックリしました。 クロモリって、鉄ですけれど錆びないのです。 いや、そう簡単には錆びないのですと訂正しますが、錆びないのです。 さてあなたの銃身です。 銃砲って黒染め処理(ある種の良性の錆び)がなされていると聞きます。 脱脂直後に3Mテープを貼付すれば、酸素との接触は断たれる訳ですから酸化錆の心配は無いと判断しますが、テープは伸縮するビニール系ではダメです。ビニテでは酸素が浸入します。 3Mにも展開のあるプラスチックテープの系で施工すべきでしょう。 https://www.3mcompany.jp/3M/ja_JP/p/d/b40071909/
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質問者からのお礼コメント
よくわかりました。 ありがとうございます!
お礼日時:1/24 8:32