カメラのオートモードは、いくつかステップがあります。それは覚えておきましょう。 1．フルオート/発光禁止オート：露出、シーン判別、ストロボの必要性など、全てをカメラが判断するのがフルオート。ストロボを発光させたくないと言う判断だけ撮影者が行うのが、発光禁止オート。シーン判断がまだ無理という人、面倒なことはカメラに任せたいという人は、このレベルが向いている。 2．シーン別オート：カメラのAIが、シーン判断を誤る事が有るので、これを撮影者が予め指定するモード。シーンの切り換えの手間が増えるが、AI任せで不満が残る場合は、ここを使うと良い。それ以外はフルオート同様、カメラがほぼ全てを設定してくれる。 3．Pモード：露出制御のみカメラ任せ。その露出も、プログラムシフト、露出補正などで、意識的にずらすことが出来るようになる。AFモード、連写モード、ピクチャーモードなど、撮影者が任意に設定できる項目が一気に増える。その分、撮影者がキチンと理解していないと、思ったような絵にはならない。応用撮影モードの入り口にあたる。 4．絞り/シャッター速度優先オート：露出要素の一つを、絵作りのために敢えて固定する。固定されていない他の露出要素のみをカメラが動かし、適正露出が得られるように調整する。要素の一つが固定されるので、自動で調整出来る幅が狭くなるので、ある程度露出に関する知識が無いと、露出不足や露出オーバーになってしまうこともある。露出以外は、P同様任意設定が必要になる。ある程度慣れてから実践で使って欲しいモード。いきなり実践だと失敗する確率が高くなる。 5．マニュアルモード：撮影者が意図的に全てのパラメーターを設定できる。良く理解出来てから使うべきモード。ここを使うのが良いらしいなんて書き込みを真に受けて使うと、失敗写真を量産することになる。 ということで、他の方はPモードを進められていますが、私はシーン別オートがあるだろうから、それを使われることを勧めたいですね。フルオートは何も考えずに使えます。人に言われて使うものでは無いと思うので。