ID非公開さん
2022/5/11 23:18
2回答
日本史に詳しい方に質問です。
日本史に詳しい方に質問です。 平安時代以前の貴族や豪族、天皇家の家系図を調べてまとめているのですが、偉人たちの官職の名前(従三位、正一位、大納言、〇〇大臣など)や冠位といったものは、人物の名前と一緒に書き表すことはできるのでしょうか?? 例) 藤原不比等→藤原 右大臣 不比等 蘇我馬子→蘇我 大臣 馬子 平高望→平 上総介 高望 のような感じです。 詳しい方、教えていただけると幸いです!
葛原親王は大宰帥でしたが、親王や天皇家の方たちの場合はどのように書き表せばいいでしょうか?? たくさんの質問すいません...よろしくお願いします。
ベストアンサー
どんな人に向けて資料を作っているのかわかりませんが… (常に必ず絶対、と迄は言いませんが)フルに書くなら、 右大臣正二位藤原朝臣不比等 つまり、官職→官位→(今で言う)氏→カバネ→名前、と言う順番でしょう。実際、これは続日本紀の養老四年(720年)八月癸未(3日)の、藤原不比等の死亡記事、 是日。右大臣正二位藤原朝臣不比等薨。 からとって来ています。 皇族の中の親王&内親王は、正二位のところが一品~四品の専用の位階になるところが違います。また、私が知らないだけかも知れませんが、○品△△親王と言う書き方は良く見かけますが、○品中務卿山部親王(後の桓武天皇)と言った書き方は見かけません。親王以外の皇族は、上記の藤原不比等の例と、藤原朝臣にあたる部分がない以外は一緒です。 なお、正二位や三品と言った位は、時期毎に仕組みが違うのは言う迄もないです。 ところで、系図を御覧になった事があれば当然御存知でしょうが、基本的には男子のみを、名を親子は縦の線で、兄弟があれば横に分岐させて書き、位や役職は最終のものを、母の名(或いは○○氏女)と同じ様に注として付記する、と言う書き方になっています。それは、誰が誰の息子かをハッキリさせる事が主目的だったからでしょう。 それと同じで、質問者御自身が作っているまとめの目的に合わせて表記方法を決めれば良いのではないですかね。例えば、藤原氏の人物をまとめるなら、一人ずつ藤原朝臣って書く必要はないでしょうし、かつての慣習では、親王については役職を書く事は珍しかったの《だとしても》、御自身の目的からして書いた方が良いと思えば書けば良くはないでしょうか… 実際、続日本紀の様な正史でも、常に『右大臣正二位藤原朝臣不比等』みたいなフルの書き方をしているわけではありません。
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質問者からのお礼コメント
丁寧なご説明ありがとうございます! お二方とも詳しく書いてくださって超助かりました!!参考にさせていただきますっ
お礼日時:5/18 22:31