一番違うのはトルクとパワーの出方ですね。
4ストがいわゆるフラットトルクなのに対して、2ストは回転数に比例するような感じでトルクが強くなり、ピーク値も250㏄で3Kg-mくらいと、4スト(2.4Kg-mくらい)の2割増しです。
低回転が弱いことが逆に高回転時の大きなトルクの印象を強調すること、クランク軸1回転につき1回爆発とタイヤに駆動力が倍の頻度でかかること、9,000回転くらいと4ストよりずっと低い回転数でピークパワーに達することなどが組み合わさって、加速力、加速感、スロットルレスポンスは4ストの比ではありません。怖いくらいです。
但し、ピークパワーに達すると直ぐに頭打ちになりますので、4ストのような息の長い伸びやかな加速感は得られません。
あと、2ストはエンジンブレーキが弱いです。個人的にはこの特性は好きでしたが。