現在の核保有国は、アメリカ、イギリス、フランス、中国、ロシア、インド、 パキスタン、イスラエル、北朝鮮と、核シェアリング政策でベルギー、ドイツ、イタリア、オランダ、トルコが核を持っています。 日本は1957年岸信介元総理は国会答弁で「たとえ核兵器と名の付くものでも、我が国の防衛に必要な物であれば違憲ではないと考える」と発言しています。 その後、実弟である佐藤栄作元総理が非核三原則を唱え国是にしています。 つまり、「核兵器を持つことはできるが、今は持たないことにしている」というのが日本政府の立場です。 その上でバイデン大統領は2016年副大統領時代に、習近平国家主席との会談で「高度な原発技術を持っている日本は、その気になれば一夜にして核武装できる」と発言しています。 http://news.searchina.net/id/1613359?page=1 米中首脳会談は、有事にはNPT（核兵器不拡散条約）など守られない前提で、 核武装には多くの準備が必要ですが、日本はその準備を既に完了している前提で協議されています。 現在、核配備（核武装）している国はアメリカ・ロシア・イギリス・フランスの4ヵ国のみです。 中国・インド・パキスタン・イスラエル・北朝鮮は核保有はしているものの、 配備していません。日本とそう変わらない状況です。 核兵器配備には多大の維持費が必要になり、日本経済の悪化を招く可能性が高いと思われます。 更に、核兵器所有にはNPT（核不拡散条約）を脱退しなければなりませんが、 国連はNPT脱退を認めたことがありません。 北朝鮮のように一方的に脱退宣言し、核を保有すると国連安保理非難決議1695，制裁決議1718と同様な決議を受けることになります。 平時に核保有の必要はない、有事に持てば充分だと思います。