第三次世界大戦をやりたいということは、万に一つもないと思います。 アメリカの同盟国（NATO29ヵ国+個別同盟5ヵ国）は、無条約の実質同盟国であるイスラエル・サウジアラビア・バーレーン・UAE・タイ・シンガポールなどを含まなくても、軍事力が全世界の3/4，GDPが2/3に上り、対抗できる勢力がない状況です。 一方、ロシアの軍事同盟CSTO（集団安全保障条約）は、アルメニア、ベラルーシ、カザフスタン、キルギス、タジキスタンで形成されていますが、NATOと同様に集団防衛の軍事同盟です。 今回のような侵略戦争（特別軍事作戦）に機能する条約機構ではありません。 実際にカザフスタンはウクライナ侵攻に反対し、ロシアからの協力要請を断っています。 また、中国には同盟国が北朝鮮とカンボジアしかありません。 世界大戦を戦える軍事バランスではありません。 次に添付されている記事についてですが、NATOの拡大はいずれロシアを弱小化させ、中国の最大の脅威になるということだと思います。