コールマン・ホーキンスのWikiを読んでいると、「スウィング・ジャズ世代のミュージシャンとしては珍しく、第二次世界大戦後はビバップの分野で活躍し」
コールマン・ホーキンスのWikiを読んでいると、「スウィング・ジャズ世代のミュージシャンとしては珍しく、第二次世界大戦後はビバップの分野で活躍し」 と書いてありました。私自身がビバップを音楽理論的にも習得しようとして練習していてとても難しく感じるのですが、スウィング時代のベテランたちにとってもビバップは習得し難く、多くの方が諦めていったのでしょうか?
ベストアンサー
はい、スィング時代の音楽、殊にアドリブは、例えるならば演歌のような感情の率直な表出でした。それがビバップになって抽象的な表現が求められた訳です。つまり喜怒哀楽を表す表現はせずに、情景描写で感情を示唆するような表現方法に変わって行った訳です。リズムやビートも変化して行きましたから、ビバップへの適応は難しい事だったようです。 ホーキンスはモンクやJ.J.ジョンソンらを雇って吹き込んでいますが、成功したとは言いがたいと思います。ベニー・グッドマンはビバップの登場で恒常的なバンドを解散してしまいました。 むしろ、レッド・ノーボやベニー・カーターの方が適応したと言えるでしょう。ホーキンスとノーボを一曲ずつ貼っておきます。 https://youtu.be/PVFGvcoTabM https://youtu.be/npjAFAkjHZw
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追補します ベテラン勢はモダン・ジャズを敢えて演奏しなくとも、一定のファン層が付いていましたから、別にモダンをやる必要も無かったと言えます。 その意味では、ホーキンスがモダン・ジャズにチャレンジした事自体立派だったとも言えます。
質問者からのお礼コメント
とても興味深く参考になるご意見をありがとうございました!
お礼日時:5/25 11:53