不勉強なのでざっくりです。
炭水化物(食物繊維+糖質)ではなく糖質(≒血糖:単糖)です。
食物繊維は腸内細菌によって発酵された短鎖脂肪酸(脂質)を人が利用している。
糖質は多少、肝臓や筋肉に貯蔵用の糖質グリコーゲン:多糖として蓄えられます。
この仕組みのおかげで満タンであれば1日程度なら食事が出来なくても血糖(ブドウ糖、グルコース)の維持ができます。
過剰な糖質を中性脂肪(グリセロール+脂肪酸)に合成する理由の一つとして考えられているのは糖質は水分を多く含むので糖質の状態では体重が重くなりすぎるとされています。
中性脂肪(水分量が少ない:20%)は貯蔵に最も適した臓器で生物が生きる上では必須で多すぎても少なすぎても問題があるとされている。
又、過剰な血糖(高血糖)は酵素(全ての代謝に必要な物:タンパク質)の助けを必要とせずタンパク質と勝手に代謝してしまいタンパク質の機能を喪失する。
血糖も中性脂肪も適度にあるのが良い。
糖質が不足する時に血糖を作る仕組みを糖新生と言います。
肝グリコーゲンが枯渇した後、又は少なくなってから起こる。
(記載してあるものによって若干違う事がある)
脂肪酸(脂質)からも常にエネルギーを作り出していますが赤血球、肝臓は脂肪酸からエネルギーを作り出す仕組みを持っていないので必ず血糖が必要です。
血糖を作り出すホルモンが複数あります。
これらが分泌されることで糖質以外から血糖を作り出します。
血糖からエネルギーを作る解糖系回路を逆走する事で血糖を作り出します。
その際もエネルギーが必要で脂肪酸から作ったエネルギーで賄うとされる。
エネルギーとなるATPという物質を血糖、脂肪酸から作り出す代謝をエネルギー代謝といいます。
解糖系回路とは血糖からエネルギーを作り出す仕組み。
脂肪酸(脂質)からエネルギーを作り出す仕組みはクエン酸回路という。
※各代謝の呼び名はいくつかあります。
作り出す条件:必要な栄養素、作れるATP数、速さ、酸素の有無などが変わります。
糖新生の材料は糖原生アミノ酸(血糖を作る)、グリセロール(脂質)、乳酸(解糖系代謝で作られる)と複数ありますがアミノ酸の利用割合が多い。
人のタンパク質は20種類のアミノ酸から作り出されアミノ酸には糖原生(血糖を作る)、ケト原生(脂質を作る)と両方の特徴を持つものがある。
ケト原生アミノ酸は血糖ではなくケトン体(脂質)を作り出す。
アミノ酸は血中や細胞内にある遊離アミノ酸が利用されるとされています。
直ちに筋肉を分解するのかについては不勉強でわかりません。
筋肉は常に分解と合成が繰り返されていて運動などによる刺激が入る事で合成が促されるので運動後の食事によって筋肉がどんどん減っていく事にはなりません。
詳しくは生化学などを勉強されると良いと思います。