配当と金利は大いに違います。前者は「儲かった時だけ渡す」のに対し、後者は「儲けてなくても決まった時に決まった額を渡す」ものです。しかも前者は「元本（出資金）は返す必要がない」が後者は「元本も決まった時に耳を揃えて返す」義務があります。制約の度合いがまるで違います。額の問題じゃありません。 だから全額資本金の方がずっと経営がし易いのです。 唯一銀行借り入れの利点は、株主は経営に口を出す権利があるが、銀行には原則的にないことです。だからある程度儲かって、自由にやりたい経営者にとっては、金利さえ払っておけば文句を言わない銀行の方が与しやすいとも言えます。