ID非公開さん
2022/5/22 14:11
11回答
質問・大口径レンズのほうが必ず性能がよいのですか。 400mmレンズで2.8と4.5の二種類で同じ被写体を撮影し比較したら必ず大口径のレンズのほうが鮮鋭などが優れているのでしょうか。
質問・大口径レンズのほうが必ず性能がよいのですか。 400mmレンズで2.8と4.5の二種類で同じ被写体を撮影し比較したら必ず大口径のレンズのほうが鮮鋭などが優れているのでしょうか。 もちろん絞りを変更するのではなくて開放のF値のことです。 開放で使用しないのに2.8など高価で大型で扱いにくいモノは実用上でメリットなどないとおもうのですが仕上がりはやはり大口径のほうが優れているのですか。 フィルムでMF時代はファインダが明るいのが好まれましたが今はLCDで、しかもAFでピントの確認も不要なら明るさはたいして重要でもないと思いますが。 でも高価な大口径レンズを保有される方はいつでもMFで撮影したりするのでしょうか。スクリーンはスプリットマイクロマットにしているのかな。
ベストアンサー
>質問・大口径レンズのほうが必ず性能がよいのですか。 ずばり「いいえ」です。 むしろレンズ設計の分野では「Fの大きさは七難隠す」と言われます。 F値が下がるほど急激に収差が増大するので、設計が非常に厄介になります。 ちなみに球面収差は入射高の4乗で増えます。 だから、 ・同一設計のレンズではF値の小さいレンズほど収差が爆発的に増えて像が悪化します。 ・収差を抑えるには、何枚ものレンズを使って段階的に屈折させなければなりません。使うレンズ枚数が増えるので、値段も上がります。 ・当然、F値が小さいレンズほどレンズの直径が大きくなり、材料費や研磨の手間が増えて値段も上がります。 ・メーカーとして自信をもって出荷できるだけの像質に達し、かつ、売れる値段に収まるように、最適化を繰り返していきます。 もちろん、開放F4.0よりもF2.8の方が1段明るくなり、口径が大きくなった影響で被写界深度も狭くなるといった物理的違いは出ますが、それと性能が良いか否かは、話が別です。
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質問者からのお礼コメント
まったく納得の行く解説をありがとうございました。
お礼日時:5/22 18:12