その情況というのはよくわかりませんが、基本当時の戦争は食料の多くを進撃路で調達する形でした。大規模な補給は海や大河など水路が使える情況でないと困難で、陸路では継続的な補給というのは非常に難しかったんです。 なので進撃途上の集落などから強制的に食料を集め、規模が大きな軍隊だとイナゴが食い潰すように集落を食い荒らすものでした。 あるいは盗賊騎士というのもいました。 騎士は時代によって様相が違い、時代が進むにつれて貴族化していって、最後は上級貴族の子弟でないとなるのが困難となります。 しかしもっと早い時期の貴族は、貴族の次男三男など相続から外れた子弟の働き口になっていました。 このころは騎士になってもそれで領地がもらえるわけでもないので、戦争で稼ぐわけですが、戦争がなくなると収入がなくなり困ります。トーナメントで稼ぐ手もありましたが、仕事を無くした傭兵団とまとめて盗賊に転職することがままあり（平時の傭兵団は盗賊団とかわらない）、そうした盗賊騎士は隊商や集落を襲撃するようになります。 規模はそれぞれでしょうが、戦慣れした彼らは恐怖の的でした。