自営業の場合は会社名義や屋号だと差押えは難しいです。 公正証書があれば自分で差押えはできますし、 弁護士会照会よりは費用が安くできます。 現実的には自営業の場合は弁護士に依頼しても、それなりの成果があるかどうかケースバイケースです。 ただし売掛金などを差押えすることも弁護士なら可能。 ある程度、自分でやってみて、そのあと弁護士依頼というのも選択肢となります。 ①→②→③の順番がオススメ ①金融機関への情報取得手続き 一つの金融機関あたり約4,000円かかりますが 7〜10行（例えば都銀、地銀、ゆうちょ、信用金庫など）のうち自宅や勤務先の近くにメボシをつけて照会します。 相手に悟られないように、こっそり地裁に手続きします。 ただし、ネット銀行など全てを網羅することはできません。つまり毎年やるのは現実的とは言えません。 弁護士会照会は1行4,000円より高くなるのでは？？ ※それぞれの金融機関の代表者事項証明書を法務局で取る。 ※申立用紙は地裁の債権執行係窓口、又は裁判所ホームページでダウンロード ②口座の有無と預金残高が判明するので、それに応じて残高差押えをします。 口座凍結では無いので口座は生きていて、翌日以降も使えます。 例えば自宅の光熱費などの引落は個人口座からだと思いますので、どこかの口座に10万くらいはあるはず。 なので、仮に10の金融機関に情報取得し、5万円の費用がかかったとしても費用倒れになる可能性は低いかもしれません。 ③財産開示申立。 資産状況がわかります。 （例えば車や生命保険など） ☆ローン残債無しの車の差押えは別手続き。 ※詳しくは 法務省YouTube【財産調査の実効性向上】で解説あり。 ※それぞれの手続きは独立していますので、別々に申し立てる事になります。次の手続きで必要になるため、裁判所に出した書類は全てコピーしておきましょう。