「映像の世紀 バタフライエフェクト」をみて疑問に思ったことがあります。
「映像の世紀 バタフライエフェクト」をみて疑問に思ったことがあります。 ユダヤ人やアラブ人の人々が自分たちの国家を作りたがり、最終的にユダヤ人国家であるイスラエルができたとのことですが、アラブ人=イスラム教信者とするならばアラブ人たちはメッカのあるサウジアラビアでは満足できていなかったのですか? 本質的にはエルサレムが欲しくて争っていたという事でしょうか? 「宗教国家」と調べるとwikipediaにイスラエルがありませんがイスラエル=ユダヤ教国家という認識が間違っているのでしょうか? 私の前提知識が違うことがあるかと思います、詳しい方教えてください。
ベストアンサー
ユダヤ教にとってエルサレムは「古代ユダヤ人の故地」であるため聖地です。で、ユダヤ教の分派として始まったキリスト教にとっても同様に聖地です。 イスラム教は「自分たちの『神』はユダヤ教やキリスト教の『神』と同一で、その最新の啓示を携えているのがムハンマドだ」という教義なので、先述の2つの宗教で共通の聖地とされているエルサレムはもともと神聖な場所であって、ムハンマドはエルサレムにおいて奇跡を行ったことからさらに聖地となりました。 ……そんなわけで「エルサレムの帰属問題」がこの紛争をとくに折り合い尽き難いものにしちゃってるのは事実なんで、質問者さんの「本質的にはエルサレムが欲しくて争っていた?」という疑問は割といい線ついています。ま、もっと言えば「共同の聖地とする」という妥協案を(それまでの武力衝突などもあって…)関係する諸勢力のどこも受け入れなかったというのが実情に近いのですが。 意外に思われるでしょうが、イスラエルは「ユダヤ教国家」ではありません。ユダヤ教徒(75%)の他にもイスラム教徒(18%)、キリスト教徒(2%)などからなる、信教の自由が認められている国です。
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