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とんでもない事ですね。聯合艦隊参謀長だった宇垣纏は山本五十六が戦死した時、オレもいずれはあとを追うと心に決めていたのでしょう。 宇垣は非情な男で、ある部隊に特攻出撃を命じた。真珠湾攻撃以来のベテラン搭乗員が「私は敵艦に爆弾を落として命中させる自信があります。その場合は戻ってきてもよろしゅうございますか?」と聞いた。 宇垣は即座に大声で「まかりならん!」と言ったそうです。その搭乗員が帰って来ませんでした。 そして山本が言っていた様に日本は惨敗、これでオレの仕事も終わった、部下も沢山殺した、あとは山本さんのあとを追うのみ、と。山本のあとを追って死ぬのであれば帝国海軍中将として堂々と日本刀で割腹自決すべきでした。海軍特攻の父と言われた大西瀧治郎中将の様に。 既に戦争は終わり、天皇の玉音放送もあり、海軍総隊から戦闘停止の命令が出ていたにも拘わらず、部下に特攻機の準備を命じ、彗星二型艦爆11機で出撃。大変軽はずみで思慮のない行為でした。戦争が終わり日本の再建の為にがんばってもらうべき若者を道連れにした宇垣の勝手な行動は許されません。そしてこの特攻攻撃は完全な失敗に終わりましたが、もし成功していたら停戦協定違反に怒った米軍の報復爆撃で死ななくてもいい日本人が更に沢山死んでいたでしょうね。 宇垣特攻を知った海軍総隊司令長官の小沢治三郎中将は「陛下の終戦の大命をなんと心得るか。私情で部下を道連れにするなどはもってのほかである。死ぬのなら一人で死ね!」と激怒。隊長の中津留大尉は若妻と生まれたばかりの子供を残して死にました。中津留大尉は一人息子でしたが、父親は「海軍は息子を返してくれ」と泣いたそうです。この様に宇垣の道連れになって17名の若者が戦争が終わったあとに無駄に死にました。
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質問者からのお礼コメント
皆様有難うございました。
お礼日時:6/28 10:23