国債は政府が資金集めのために発行します。
金融市場で、ある価格で売り出されます。買ってから転売もできます。
ここまでは株と同じです。
株と違うのは、株は「配当金」というボーナスが株主に出ますが、国債には配当金がありません。
株は完全に資金を提供する仕組みですが、国債は発行元の政府にカネを貸しただけだからです。
そこで、約束した期日にカネを返してもらう必要があり、そのときに「利息(貸し賃)」を余計に付けてもらうことで利益が出ます。
よって、国債は「約束した期日にカネを返してもらう」ことが絶対条件となります。
それは大人と大人の約束なのですが、これを、借りた方の政府が一方的にチャラにしてトンづらをかますことを、かっこよく「デフォルト」と呼んでいます。
デフォルトすると、
「人から借りたものは きっちり返さな いかんで。それが人の道っちゅうもんや、なあ。返せんちゅうなら、体を張って返さんか、われ、なめくさっとったら、ドラム缶につめこんでコンクリート流しちゃるでぇ」
となります。
日本は早くも明治時代が始まった頃から、アメリカ合衆国を学習して国債の仕組み(政府のおカネの借金と返済のサイクル)を運用していました。某ロシアや某韓国なんかとは、資本主義の年季には格段の差があり、日本がG7に唯一のアジア国としてメンバーにはいっているのは自然なのです。日本って、すごいですね。
国債は、借りることより、返して信用を保つことが重要なノウハウなのです。
信用を失ったら、次に貸してくれる人がいなくなるからです。
怪しい中国人やインド人なら貸してくれるかも。