BTSはパンPDや制作陣は賢いですね。 Blackpinkなどを成功させたYG勢も普遍的なダンスミュージックを踏襲していると思います。 クリエイティブの範囲では10年代の頃から国外の(主に欧米の)シンガーなどへ曲提供してきたチームもあります。その当時あたりからK-POPも逆に”外注曲(海外チームへ依頼し提供を受けた曲)”が増えました。少女時代がKE$HAのボツ曲を歌っていたという話がありますが、たとえお下がりでもそれで大ヒットさせたのですからそこは歌いこなす実力の賜物というほかないでしょう。 韓国はリスナーが厳しい。ケチです、素人芸にはお金は出さない。アイドルに会いたくてCD一生懸命買うのはお小遣いの少ない若い子ばかりなので、商売にするには音だけで勝負し音源の世界で勝ち残らねばなりません。韓国には元手の少ない音源リリースでがっつり儲ける”非アイドル”がいっぱいいます。かつて音楽チャートは彼らの名前で埋め尽くされアイドルは影が薄かった。これでは成り立たない、そしてアイドル達も大人になり解散してその後のキャリアを見据えた時、今ここで音だけで勝負できる作品をリリースしないと生き残れない、と自覚して今に至っています。最近は音楽チャートにアイドルの名前が増えて来ました、それだけ楽曲に注力し、それらを歌いこなせる実力をつけてきた(あるいは、元よりアイドルもそこそこ実力はあったものの認識が薄かった)ということだと思います。そういう市場の環境がK-POPを育ててきたと思います。